【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。
そこにはなんと「終点 Finish!」「お疲れさまでした」の文字が(ピクセル等倍の残念な画質ですいません)。
ターンバックル
階段に向かう順路は車両甲板の線路を横切っているのですが……右側にディーゼル機関車(DD16)と控車(ヒ600)があり……
左側には控車(ヒ600)と車掌車(緩急車かも)があります。
ところで、線路の左右、それぞれ 1 m 近く離れたところにもレールのようなものがあるのが気になりませんか?
実はこのレールには穴が空いていて、このように車輌固定用の「ターンバックル」を引っ掛けるのに使用していたみたいです。良くできてますね……!
ただ……今頃気がついたのですが、「控車」(ヒ600)は貨車の積み下ろしの際に「まごの手」みたいに使用されたものなので、控車自身が航送されることは無かった筈ですよね……? ターンバックルを引っ掛けるための穴は、どの貨車にも必ずついていた……ということなんでしょうか。
就航当時の実物資料公開展示
階段を上がって 2F「船楼甲板」に戻ってきました。メモリアルシップ八甲田丸の謎な特徴かもしれないのですが、同じような表示が上下に並んでいることが多いですよね(笑)。よく見ると下の方だけ2か国語対応なので、英語付きの表示を後で追加した……ということなんでしょうね。これは 2F「船楼甲板」の船尾部だったでしょうか。「メモリアルシップ八甲田丸」には、かつてレストランも存在していたとのことで、場所的にはその跡地っぽい可能性もあるかも?
現在はどうやらイベントホールっぽい使われ方をしているようで、この日は「就航当時の実物資料公開展示」が行われていました。
青函船舶鉄道管理局
この「青函連絡船運航ダイヤ」は別の展示室でも見かけた記憶がありますが……よく見ると「青函船舶鉄道管理局」の文字が。国鉄の「鉄道管理局」は……えーっと、かなり沢山あったんですね。
Wikipedia の「日本国有鉄道の地方機関」によると札幌・旭川・釧路・青函・盛岡・秋田・仙台・水戸・東京・千葉・高崎・新潟・名古屋・静岡・長野・金沢・大阪・天王寺・福知山・岡山・米子・広島・四国・門司・熊本・鹿児島・大分にあった……ということでしょうか。
「大阪鉄道管理局」(大鉄局)と「天王寺鉄道管理局」があるのが笑えますが(大阪と天王寺は大阪環状線で 18 分ほどの距離)これは歴史的経緯もあったのでしょうね(大阪鉄道管理局は「生え抜き」の「譜代」なので優先的に新型車両が配置され、天王寺鉄道管理局は「外様」だったので中古車ばかりだった)。「門司鉄道管理局」は蒸気機関車の「門鉄デフ」で有名でしたね。
創意と熱意で企業の発展
展示の説明文には「八甲田丸船員室等の各所に残っていた」とありますが、「乙種一等航海士 試験問題解答集」も置かれていたんですね(笑)。「創意と熱意で企業の発展」とのスローガンが貼ってありましたが、これは国鉄のスローガンだったんでしょうか……? 最終的なゴールが「企業の発展」なのが時代を感じさせる……ような気もします。
可動橋のジオラマ
桟橋の可動橋部分のジオラマもありました。控車「ヒ600」が 5 両連結されていますね。あとディーゼル機関車が DD16 のように見えるのですが……?こちらのジオラマは、独特の形をした「アスパム」(青森県観光物産館アスパム)が見えますが……
これは「青函トンネル開通記念博覧会 会場計画模型」とのこと。「青森EXPO'88」とありますが……なるほど、ちょうどバブル真っ盛りだったんですね……。
‹ 前の記事
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿