月山と鳥海山と西津軽 (51) 「噂の『白神ライン』」

2025年9月30日火曜日

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西津軽郡深浦町（旧・岩崎村）の松神地区にやってきました。左折すると JR 五能線の「松神駅」とのことですが、それらしい交叉点が見当たりません。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

Google マップで確かめたところ、100 m ほど先の交叉点を左折とのこと。この交叉点は、北に向かう場合はやや見通しが良くないので、ちょっと手前に標識を設置したのかもしれませんが……。

JR 五能線は、松神（まつかみ）地区のすぐ横を通っているにもかかわらず、松神駅は集落から 0.7 km ほど南に離れたところに設置されています。理由は不明ですが、地盤が軟弱だったからとか、何か理由があったんでしょうか……？

松神地区にも「深浦マグロ」がありました。岩崎村と深浦町が合併したのが 2005 年ですから、その後で設置されたものでしょうか。旧・岩崎村の人にとっては、お隣だった「深浦」の文字の入った案内板をどう思ったのでしょう……？

最近の市町村合併では、その辺の感情も忖度してか、新たな自治体名を「創作」することが多いのですが、「深浦」という名前がそのまま残ったのは（個人的には）歓迎したいところです。知名度と歴史のある地名が自治体の名前から消えるというのは、かなり悲しいものがあるので……。

この先の交叉点を右折すると「十二湖」とのこと。青森県道 280 号「十二湖公園線」の終点みたいです。

JR 五能線の「十二湖駅」は国道のすぐ横にあるようです。

「十二湖駅」には立派な駅舎があります。どことなく JR っぽくない……というか、秩父鉄道あたりにありそうな雰囲気が……（何故に秩父鉄道？）。「青池ソフト」も気になるところです。

「十二湖駅」から 400 m ほど北には「アオーネ白神十二湖」と書かれた案内が立っていました。「宿泊施設」「物産館」「レストラン」「温泉」「遊具広場」「展望台」「白神海彦山彦館」（Google マップによると「休業中」とのこと）とあり、至れり尽くせりと言った感じですね。

ん……？　「十二湖」はこのあたりでも名の知れた観光スポットですが、旧・岩崎村だったんですね。「大間越ロマンの里」では壮大にやらかした感があったのですが、「十二湖」という観光地がありながら、何故「大間越ロマンの里」を開発？しようと思ったのでしょう……？

この先、深浦町の北端にある「千畳敷」までは 38 km とのこと。「サイの河原」は左折 0.6 km だそうですが……。

前方にトンネルが見えてきました。本来の「大間越街道」（と JR 五能線）はこの山（森山）を左に迂回していたのですが、国道 101 号は「森山トンネル」でショートカットするようです。

「森山トンネル」に入ります。入口は右カーブのようです。

トンネルの内部もずっと右カーブでした（曲率一定？）。

トンネルを抜けると森山地区です。バス停と横断歩道、そして「深浦マグロ」がありますね。

国道 101 号はかつての「大間越街道」と再合流し北に向かいます。どことなく違和感があったのですが、よく見ると左側に立派な歩道があります。森山地区と、北隣の正道尻（しょうどうじり）地区には駅はありませんが、1 km ほどしか離れていないので、歩く人もいる……ということでしょうか。

106 系標識には「青森 112 km」「鰺ヶ沢 56 km」そして「千畳敷 37 km」とあります。「鰺ヶ沢」は「隣町」枠だと思われるのですが、隣町は 50 km 先……ということになりますね（良くある話ですが）。

「深浦マグロ」には「正道尻・久田」とあります。Google マップにも「正久地区──」というスポットがあり「？？？」となったのですが、二つの集落が事実上一体化しつつあるということですね。

青森県道 28 号「岩崎西目屋弘前線」と接続する交叉点が近づいてきました。噂の「白神ライン」ですが……

108 系標識には「白神ライン」の文字の上に「大型車通行不能」とあり、支柱には「弘前・西目屋方面へはなるべく国道 101 号をご利用ください」とあります。県道なので案内せざるを得ないものの、全力で「行くなよ、絶対行くなよ」というオーラを出していますね……。

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