2009年2月24日火曜日

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ルディ・ドーンブッシュ教授のミクロでマクロな経済学

 


おおば ともみつ「世界ビジネスジョーク集」

おおば ともみつ」なる方の「世界ビジネスジョーク集」(中公新書ラクレ・ISBN4-12-150077-6)という本を読んでいます。まぁ、アネクドート好きを公言するからには、新作の蒐集も怠ってはならないわけで。

裏表紙を見てみると……。

優れたジョークは英知のたまもの──
自他ともに認める「国際派ジョーク」
の第一人者が選りすぐった名作、秀作
を多数収録。ひねりの利いたユーモア
で、知的で楽しい人生を!
とあります。「国際派ジョーク」の第一人者であらせられるのですね……。

五ヶ国蔵相会議などでジョークを収集

表紙の裏側には、著者のプロフィールがあります。

おおば ともみつ

東京生まれ。暁星小学校でフランス語と、旧制第一高等学校でドイツ語を、ローマの日本大使館でイタリア語を学び、各国のジョーク集を読みこなすことに役立てる。大蔵省国際金融局長や財務官として国際舞台に立ち、五ヶ国蔵相会議、同代理会議の場などでジョークを収集。同時に創作能力に磨きをかけ、今に至る。現在、JCIF 役員。JCIF は Japan Center for International Finance(国際金融情報センター)の略であり、「ジョークセンター」ではない。

ふふふっ。確かに国際派ですね(笑)。それにしてもなかなか凄い経歴です。五ヶ国蔵相会議でジョークを収集していたというのですから恐れ入ります(←

さて、そんな氏の「世界ビジネスジョーク集」ですが、ビジネスと言うよりは世界の金融畑を踏み荒らし……いや、歩いて来られただけあって、率直に言って結構勉強になります。なんせプラザ合意の記憶もあやふやな世代なので……。

ま、その頃はお子ちゃまだったので、しょーがないけどさ。毎日ドルが下がり続けたのだけは子供ながらに覚えてますよー。

ルディ・ドーンブッシュ教授のミクロでマクロな経済学

本題に戻りますか。マサチューセッツ工科大学のルディ・ドーンブッシュ教授について、脚注を引用します。ちょっと長いけれど、下手に省略するのもチョウザメ……じゃなくて興ざめなので。

 一九九〇年頃、ドーンブッシュ教授は、「日本は落ち目になってきた」というスピーチをした。これまで日本を褒め称えてきたのになぜ変わったのか。彼は日本人の夫人と離婚していた
 三、四年たった頃、教授は「ブラジルはすばらしい国になる」と言い始めた。その頃、教授はブラジル中央銀行の才媛と再婚した
 しかし一九九六年頃「ブラジルは下降しつつある」との見方に変わった。友人に調べてもらったら、ブラジルの才媛とは離婚していた
 一九九八年五月、東京で開催された「読売国際経済シンポジウム」で教授が基調講演を行った。「アメリカはすばらしい。世界経済を支えていくのはアメリカだ」という趣旨を強調していた。
 講演後私は質問した。
「今の奥さんはどこの人ですか」
 教授は胸を張って答えた。
アメリカン
 ドーンブッシュ教授は、二〇〇二年七月にこの世を去った。もっと生きていてほしかった。
(おおば ともみつ「世界ビジネスジョーク集」より引用、強調部は筆者)

ポイントは、ブラジルについての見方に変化が見られた際に「友人に調べてもらったら」という、おおば氏の慧眼ぶりにあります(笑)。それにしても、確かに惜しい人物ですね(笑)。門外漢ながらマクロ経済学を学んでみたくなりました。とりあえず VBA あたりから(←

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