2010年9月15日水曜日

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ラリージャパン閉幕記念! SS 地名解(つづき)

 


ラリージャパン閉幕記念!企画の続きです。

SS 19 / SS 22 "BISAN"

Day 3(日曜日)は、支笏湖周辺から場所を移して砂川のあたりを走った……みたいですね。札幌から砂川は少し距離があるかな? といった感じもするのですが、リモートサービスにするほどの距離ではないようにも思います。まぁ、帯広で開催していた頃と比べると、リエゾン(走行時間を競わない区間のこと)の距離はこれでもマシになったのかも知れません。

……「ビサン」の話でした。眉山は徳島市の中心部にある標高 290 m の……(←

ちなみに「眉山」は "BISAN" ではなく "BIZAN" ですのでお間違えなく。

http://www.rallyjapan.jp/j/kansen/2010/10RJ_MAP_1069_Ver3.1.pdf より引用)

で、「ビサン」なんですが……。これ、何なんでしょうか。「美唄」と「三笠」の間にあるので「美・三」というのが案外正解なのかも知れませんが、三笠市域には全然かかっていないので、これだと「美唄」を名乗っても何の問題もない筈なんですね。三笠山の麓と言えなくもないですが、高速道路風に "MIKASA-BIBAI" としてしまっても問題ないわけで……(「奈井江砂川」とか「北上江釣子」みたいなもんです)。

"BISAN" がアイヌ語だったとしたらどうか。アイヌ語には濁音と半濁音の区別は無いので、"BISAN" は "PISAN" となります。あとは文節の区切り方ですが、なんとなーく pis-an よりは pi-san のほうがしっくり来ます。pi-san であれば「石が・流れ出る」といった意味になります。おお、まさにグラベルロードらしい名前です(←

SS 20 / SS 23 "NAEKAWA"

こんな例が続くと、「合成地名説」ががぜん信憑性を増してきます。まさに直前に例示したとおりで、「」「砂」を合成しただけ……のようにも見えたりします。

しかぁし! 「真実はいつも二つか三つくらい!」という迷言もあるくらいで、世の中意外と複雑です。まず「奈井江」という地名の成り立ちからおさらいしたほうがいいのかも知れません。

町名の由来
町内を流れる奈井江川に由来する。「奈井江」とはナイェ、アイヌ語で「その川」の意の説があるが定説はまだない。
(Wikipedia 日本語版「奈井江町」より引用)

現状に即した、とても良い記述なのでそっくり引用させてもらいました。ナイェ、即ち nay-e ではないかと考えられています。意味は Wikipedia にもあるとおり「その川」という意味です。

注意すべきはその前のセンテンスで、実は「奈井江川」という川があります。そして、"NAEKAWA" のスタートは奈井江川沿いだったりします。

「奈井江川」は「『その川」ということになるので、まるで馬から落馬しそうな勢いだったりしますが、実は、赤平から砂川にかけての空知川の末端部には、他にも nay-e があるのだそうです。「奈井江川」は「ナイ」の「イ」が残った例ですが、「イ」と「ェ」がリエゾンして「エ」になってしまい、現代では「ナエ川」と呼ばれている、という例もあるようです。

そんなわけで、SS 20 と SS 23 の "NAEKAWA" については、(1)「奈井江町」と「上砂町」の合成名・説と、(2) スペルを工夫しないと欧米人には発音してもらえない「奈井江川」を、最初からリエゾンさせて「ナエカワ」にしてしまった、という、二通りの説が考えられそうです。いえ、まぁ、別にどっちでもいいんですけどね(←

SS 21 / SS 24 "SUNAGAWA"

えーと、砂川です。以上(←

いやー、"SAPPORO" に続く地名そのまんまシリーズですが、元はアイヌ語だったと考える「サッポロ」と比べても、砂川は明らかに日本語の地名なので、何ともガッカリ感が……(ぉぃ

てなわけで、がっかりしたまま終わるのも寂しいので、ここでトリビアをひとつ。
『砂川』は、アイヌ語では『歌志内』だった
「歌志内」は、もともとは ota-ush-nay だった、という説があります。これを和訳すると「砂浜が・ついている・川」になるのですが、それを和訳して「砂川」になった、とかいうお話です。ちゃんちゃん♪

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