2010年9月14日火曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

ラリージャパン閉幕記念! SS 地名解(←

 

ラリージャパン閉幕記念!

いやー、本当は開幕した時点で企画しておけば良かったのですが、気がつけばおとといの日曜日で無事?閉幕しちゃいました。ということで、おそろしく間が悪いネタですが、まぁいいのかと(開き直った)。

Rally Japan は、「WRC 世界ラリー選手権」の一戦として、2004 年から 2008 年までの 5 年間、北海道で開催されてきました。2004 年から 2007 年までは帯広エリア、2008 年は諸事情により札幌エリアに場所を移して開催されました。昨年は WRC のターンオーバー制のために開催されませんでしたが、今年は二年ぶりに復活を遂げました(祝)。

WRC は年間 12 戦程度ですが、招致に名乗りをあげた国が 20 近くにふくれあがったため、二年に一度しか開催されないケースが増えてきました。日本もそのうちの一つです。FinlandWales は数少ない例外でしょうか。

WRC は、SS(スペシャル・ステージ)と呼ばれるクローズステージでタイムを競い、その合計で順位が決まります。SS の多くは林道ですが、管理の都合上?コース名がつけられます。現地の地名からつけられるケースが多かったですが、アイヌ語の地名や単語を借用して雰囲気を出している?ケースも少なくありません。

SS 1 / SS 2 "SAPPORO"

Day 0(木曜日)の SSS(スーパー・スペシャル・ステージ)は札幌ドームで行われた……みたいです。「札幌ドーム」だから "SAPPORO"。何のひねりもありません。

ちなみに、ラリーの本部(HQ)は月寒ドームに置かれたそうです。今では「つきさむ」と発音されますが、もともとは「つきさっぷ」で、本来の音は chi-kisa-p (チキサㇷ゚)だったとか。「我ら・こする・処」という説があり、火を起こすことに関連する地名ではないかと言われています。

SS 3 / SS 6 "IWANKE"

Day 1(金曜日)SS はこの IWANKE からスタートでした。苫小牧西 IC から少し北に行ったところですが、この「イワンケ」は地名では無さそうです。ただ、アイヌ語であることには違いなく、「元気である」という意味の動詞なんだとか。

SS 4 / SS 7 "SIKOT"

これは分かりやすいですね。「支笏湖」の、あるいは「千歳」の旧名の「シコッ」のことです。shi-kot で「大きな・くぼみ」あるいは「大きな・谷」と言ったところです。.

SS 5 / SS 8 "KOYKA"

苫小牧東 IC のあたりのショートコースですが、これもアイヌ語で koy-ka となります。意味は「」……って、そのまんまやん。

SS 9 / SS 10 "SAPPORO"

Day 1 のトリは札幌ドームで。しっかし、Day 0 から Day 3 まで、4 日連続で同じ SS を走らされるというのも、気の毒な話です。そりゃー確かにラリーはショービジネスの側面もありますけど、これはちょっとやりすぎじゃないかなー、と。

SS 11 / SS 14 "NIKARA"

Day 2(土曜日)の最初の SS です。「ニカㇻ」で ni-kar だとすれば「木・斬る」といった意味になります。もしかしたら ni-kara でも文法的には合っているのかもしれません。何しろまだまだ文法は良くわからないもので……(勉強中)。

SS 12 / SS 15 "KAMUYCEP"

"SIKOT" に負けず劣らず簡単なコース名です。kamuy-cep で「神・魚」転じて「」という意味です。そういえば昔、宝酒造の「純」という焼酎の CM で某・気象予報士が……(ry

SS 13 / SS 16 "KINA"

ハイサイおじさん♪は、今年の参院選では議席を確保できずに終わりましたが……(← キナ違い)。これも辞書を牽けば一発ですね。kina は「野草」という意味です。SS 5/8 の "KOYKA"(東)あたりから、ネーミングに手抜き感が漂うのは気のせい……だと思いたいところですが(笑)。

SS 17 / SS 18 "SAPPORO"

Day 2 のシメも札幌ドームで。……もういいですよね?(笑)。

というわけで、まだもうちょいと続きます。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事