2011年9月20日火曜日

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隠岐ジオパークの旅 (8) 「世界一の『夢みなとタワー』(つづき)」

 

世界一の「夢みなとタワー」(つづき)

今日はちょいと「ジオパーク」ネタはお休みにして、「世界一の『夢みなとタワー』」の話題です。

下から見ると……

この「夢みなとタワー」、外から見るとこぢんまりとしていますが、下から見ると……
やはり、こぢんまりとしています(←)。あ、いや、そうではなくて……
たとえばこの写真なんかでお判りになるでしょうか? そう、ガラスの内側に見える骨組みが、実は木材なんですね。

どの辺が日本一?

このあたりの説明書きを見つけました。
ふむふむ。ちょっと読みづらいと思いますので、テキストに落としてみます。

 この「夢みなとタワー」の高さは43メートルで、テンセグリティー構造を用いた構造物では世界一の高さであると言われています。
 タワーの格子フレームには、鳥取県の日南町で育ったスギの集成材が使われています。
 強くて狂いが少ない集成材は、このような高くて大きい建物をつくることを可能にし、木の持つ「ぬくもり」は、鉄骨造りのタワーに「やさしさ」と「やすらぎ」を与えてくれます。

テンセグリティー構造とは?

「テンセグリティー構造」って何? というもっともな疑問については、次のようにあります。

テンセグリティー構造
 引張りに強い部材と圧縮に強い部材を力学的に組み合わせる構造

木材は、同じ木であっても、切り出す部位や角度によってその特性が変わって……くるんですよね、確か(← かなり弱気)。このあたりの特性を熟知した宮大工の人たちは、釘すら使うことなく社を建ててしまうような印象があります(印象なのか)。

それにしても、「テンセグリティー」というのは耳慣れない言葉なのですが、Wikipedia によると……。

テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。実際はケネス・スネルソンが彫刻として取り組んでいた引張材と圧縮材からなるオブジェに対し、テンセグリティなる造語を発案し、これを自ら用いたのがバックミンスター・フラーであった。
(Wikipedia 日本語版「テンセグリティ」より引用)
なのだそうです。うーん、もはやワケがわかりませんね(←

というわけで、この「夢みなとタワー」は、「テンセグリティー構造を用いた構造物では世界一の高さであると言われている」のだそうです。さすがにベースの部分は鉄骨構造なのですが、これはエレベーターを動かす上では仕方が無いのでしょうか。

展望階

エレベーターに乗って展望階に向かいます。
展望階は鉄骨の基盤の上に乗っかっているので、「木のぬくもり」は皆無です。……ん、これってアリなのか?(←

眼下には……
あ、うちの車も見えますね。カメラアングルもなかなか現金なもので、ど真ん中に自分の車が入るような構図になっています(笑)。是非探してみてください(←

ジャンプ台とレーダーサイト

北の方には、なにやらスキーのジャンプ台のような構造物と、山の上にレーダーサイトが見えます。
ジャンプ台の正体はこちら。
国道 431 号の「境水道大橋」です。この橋の下を隠岐汽船のフェリーなどが通過するということで、フェリーが通過するのに差し支えのないクリアランスを確保するために、こんなに高い位置を通過する橋になっているみたいですね。

そして、山の上のレーダーサイトの正体はこちら。
航空自衛隊高尾山分屯基地、だそうです。ミグとかスホーイとかツポレフとかイリユーシンとか、その辺の飛行機がやってくるのを監視してくれている、のだと思います。

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