2022年10月26日水曜日

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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (8) 「宇宙食コーナー」

 

「ミール展示館」の話題を続けます。糸川博士の「ペンシルロケット」の隣には、日本人宇宙飛行士の写真が飾られているのですが……
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や営業時間などが現在と異なる可能性があります。

この星出さんと山崎さん、背景はともかく肩の角度から手を組んでいるところまでそっくり(組み方はちょいと違うけど)なのは……。写真に収まる際のルールでもあるのでしょうか
ここは「ミール展示館」ですが、しれっと JAXA のロゴの入った展示もありました。

映画のポスター……?

JAXA の展示のほぼ対角には……
TV の前に椅子が置かれた一角があり……
その横にはこんなポスターが。何の映画のポスターだろう……と思ったのですが、国際宇宙ステーションでのミッションを記念?したポスターなんですね。一つだけ何故か紋付袴みたいなの(違う)を着ているポスターがありますが……。
それでは、階段を上がってお隣の「本館展示室」に向かいましょうか。階段の手前にも色々とポスターが貼られていますが……
こちらは苫小牧市のゆるキャラの「とまチョップ」が来館した時の写真……だそうですが、サイズ的に「ミール」の船内に入ることができたのか、気になりますね……。

昔のやり方で出ています

「ミール」を上から眺められる廊下を歩いて「本館展示室」に向かいます。
「本館展示室」に向かう廊下にも色々とパネルが掲出されているのですが、こちらは「ミールなんでも百科」と題された軽めの内容のものです。左上には「ミール」の総重量(約 20 トン)が紹介されていますが、敷地に展示されている「C11 133 号機」は約 66 トンなんですよね……。
こちらのパネルはどのようにして地上から「ミール」に向かい、また地球に帰還するのかが図示されています。基本的な仕組みは「ボストーク 1 号」から変わっていないとも言えますが、それだけに練りに練られた「老舗の味わい」があると言うか……。
ソユーズはスペースシャトルとは違って全てが使い捨てですが、結果的に「老舗の味」がコスト面でも安全性でもシャトルを上回ったというのは皮肉な話ですね。

思った以上に地球に近い

こちらは「『ミール』と地球との交信」と題されたパネルですが、今では宇宙からインターネットに接続してもそれほど驚かれない時代になってしまいましたね。通信技術はあらゆるテクノロジーの中で、この半世紀での進化が最も著しかったのではないか……と思わせます。
意外と忘れがちなのが、「ミール」の高度はそれほど高くない……というところでしょうか。「宇宙から見た地球」の写真は「アポロ」から撮影されたものが有名ですが、あれは地球の周回軌道から脱出して撮影したものでしたよね。
「ミール」などの宇宙ステーションは、放っておけばいずれ地球の重力に捕らわれて落下する位置を周回していたと記憶しています。もっと安定した軌道を回れば良いのに……と思わないでもないですが、ある程度地球に近いほうが色々と便利だ……ということなんでしょうか。

宇宙食コーナー

「ミールから見た地球」の隣には「宇宙食コーナー」がありました。
ショーケースの中には、各種の宇宙食が「これでもか!」とばかりに並んでいます。
これらの宇宙食(の一部かも)はケネディ宇宙センターなどで普通に販売されていて、以前にアイスクリームの宇宙食を実食したことがあるのですが、「冷たくない」のと「水分が飛んでいる」ことを除けば普通に「アイスクリーム」でした。「アイスクリーム」の定義に疑問を投げかける問題作でもありましたが……。
それはそうと、最近の「宇宙食」はなかなかラインナップが強烈ですね。「お好み焼き」や「もんじゃ」がある上に、左上には「キムチ」も見えます。……あ、これって日本の会社が「輸入」して販売しているものなんですね。

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