2022年10月17日月曜日

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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (1) 「苫小牧と言えば」

 

11:09 に太平洋フェリー「いしかり」から下船して、ついに北海道に上陸です。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や運用形態が現在と異なる可能性があります。

「苫小牧サイロ」を横目に市街地方面に向かいます。ここの交叉点はラウンドアバウトになっていることもあってか、下船後の車輌がうっかり逆走しないように誘導員の方が案内を行っていました。わざと車輌を停めたりクッションドラムを並べたりして、ラウンドアバウトの右側に迷い込まないようにしている……ように見えます。

ようこそ北海道へ!

苫小牧西港はちょっと面白い構造になっていて、航送車のエリアとそれ以外の駐車場エリアが完全に分けられています。航送車エリアから見ると駐車場エリアは 3 m 近く高くなっているのですが、これは高潮等のリスクを考慮したものなんでしょうか……?
なお、この高台の土手には「ようこそ北海道へ!」という看板が立っていましたが、いつの間にか撤去されてしまったようです(2015 年 1 月時点でも既に存在せず)。


フェリーターミナルから直進して「幌内川」を渡ります。前方の T 字路で道道 259 号「上厚真苫小牧線」、通称「臨海北通」と接続します。以前は札幌に向かうには右折一択だったのですが、道央道に「苫小牧中央 IC」が開通したことで、青看板にも手直しが入ったのでしょうか。
……と思ってストリートビューで確認してみたのですが、左側の空きスペースに「← 30 km ウポポイ」の看板が増えただけのようですね。

交叉点の南東側には「西港フェリーターミナル →」の大きなサインが見えます。このあたりは工業地の間の未使用エリアのようで、1980 年代の土地利用図でも「空閑地」となっていました。今でもこんな感じで空き地が広がっている……と書いたのですが、この写真だとわかないですよね(すいません)。

苫小牧から八戸へ 1 日 4 便

T 字路を左折して「臨海北通」を西に向かいます。今度は「川崎近海汽船」の背の高い看板が見えてきました。
「苫小牧から八戸へ 1 日 4 便」というのは「シルバーフェリー」のことですね。太平洋フェリーや商船三井フェリーは 1 日 1 便なので、荒天で欠航するとそれだけで丸一日のロスが確定的なのですが、そういった場合に「とりあえず(1 日 4 便の)『シルバーフェリー』で八戸へ」という選択肢があるのは本当に助かるんですよね(函館に行けば更に選択肢が増えますが、苫小牧から函館までは遠いので……)。
なお、下の「苫小牧から常陸那珂へ毎日運行」というのはフェリーではなく RO-RO 船のことなので、乗用車ユーザーには縁のないものです。ちなみにこちらの看板も、2018 年から 2020 年の間のどこかのタイミングで撤去されてしまったようです。まさか「西港フェリーターミナル」の看板と見間違えるから……とかじゃないですよね。

余談ですが、右側のヴィクトリアステーションも「川崎近海汽船」の看板が撤去されたのと似たタイミングで閉店したようです。

集合住宅とチップヤード

国道 36 号と合流してそのまま西南西に向かいます。緑一色の「道南バス」が「出光カルチャーパーク」バス停に停車中です。2022 年時点では、02 系統「日新国道線」は一日 8~9 往復が運行中とのこと。
国道 36 号と国道 276 号が接続する交叉点(国道 276 号の終点)を左折して「支笏湖通り」を南に向かいます。右側に見える建物は病院かな……と思ったのですが、どうやら集合住宅みたいですね。
左側にはフットサル場でもあるのか……と思ったのですが、Google マップによると「王子製紙 苫小牧工場港チップヤード」とのこと。紙の原料となる木材チップを保管する場所のようですが、このネットは飛散防止用でしょうか。

大地に還ってしまったのか

「支笏湖通り」の終点となる交叉点にやってきました。一見 T 字路に見えますが、実は五叉路なんですよね(かなりどうでもいい)。
五叉路ですが、4 車線道路としての「支笏湖通り」はここでおしまいです。道路の正面には「新党大地」のポスターが貼られていましたが、これももはや過去の遺物でしょうか。

マルトマ食堂

T 字路に見える五叉路を直進すると苫小牧漁港です。「苫小牧漁業協同組合 冷凍冷蔵庫」の建物の前を通り抜けると……
正面に「苫小牧漁業協同組合 事務所」の建物が見えてきました。この建物は「苫小牧市公設地方卸売市場」の建物ですが、その一角に事務所を構えているようです。
そして、ここには「ホッキカレー」で有名な「マルトマ食堂」があります。いつの間にか行列のできる人気店になってしまったのですが、その割には閑散としているように見えます。ゴールデンウィークの日曜日ですから、市場はお休みで、もちろんマルトマ食堂もお休み……ということなので、人がいなくても当然なのですが。

北斗市方面への配慮?

建物の前にはアイスホッケーに興じるホッキ貝が描かれたパネルが置かれていました。両目?の視点があらぬ方を向いているようにも見えるのは北斗市方面への配慮でしょうか。
「マルトマ食堂」へのアクセスルートを把握できたので、とりあえず次の目的地に向かうことにしましょう。

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