2022年7月11日月曜日

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紀勢本線各駅停車 (33) 「湯川」

 

太地を出発して北隣にある湯川駅を目指します。眼前に広がるエメラルドグリーンの海は「森浦湾」とのこと。太地駅のある「太地町森浦」に由来する名前でしょうか。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。

湯川駅

「青信号」の実際の発色が限りなく緑に近いなど、日本では「青」と「緑」の使い分けが曖昧なところがありますが、「紺碧の海」という表現なんかもまさにその典型でしょうか。「紺碧」の色自体はどう見ても青色系ですが「みどり」の字が含まれるあたりに、「みどり」という語の対象範囲の広さが見て取れます。
……などと訳のわからない思索を巡らせていると……おわっ!
いつの間にか湯川駅に到着していました(汗)。めちゃくちゃオーシャンビューじゃないですか……!

長大なホーム

湯川駅は 1 面 1 線の島式ホームというシンプルな構造です。特筆すべきがホームの長さで、10 両分以上ありそうに見えます。かつての急行停車駅で、一部の特急「くろしお」が停車していた時期もあるとのことで、そのためにこれだけの長いホームがそのまま維持されていた……ということでしょうか。

ただ、現在は普通列車が停車するのみなので、ホームの有効長は(おそらく)3 両分のみと思われます。ホームの南側には巨大な植え込みがあり、南国風の植物(すいません名前がわからず……)が大きく育っていました。大きく育ちすぎて根が路盤を変形させたりしないと良いのですが……。
列車が停まらない位置にもちゃんと駅名標が設置されています。少なくとも駅名標の周りは草刈りが行われているみたいですね。

めちゃくちゃ立派な上屋

ようやく点字ブロックが見えてきました。ここから先が列車が停車する場所、ということになりますね。かつての急行停車駅ということもあってか、ホームの幅が広いのが印象的ですね。
ホームにはめちゃくちゃ立派な上屋があり、その下には随分と大きなベンチが置かれています。この上屋は逆「ヘの字」型ながら中央部に支柱が見当たらないというのも面白いですね(ホームの幅が広いと、逆にこのような構造にしないといけないのかも)。
全体的に戦後の設計のように見えるのですが、Wikipedia によると 1968 年に「駅舎改築竣工」とあります。急行停車駅だった頃は列車を利用して当地を訪れる観光客も多かったとのことで、国鉄も気合を入れて改良を行ったのかもしれません。

謎のポップアート

ホームはやや高台にあるということもあり、森浦湾の穏やかな海を一望できます。
線路自体が築堤の上にあるということを活かし、跨線橋ではなく地下道が設けられています。
階段には謎のポップアートが描かれていました。これは宇宙人……では無いですよね、さすがに。
いやー、それにしても良い駅ですよね。「ソビエト」の最寄り駅である見老津駅もかなり良かったですが、湯川駅は「戦後の国鉄駅」の良さが詰まっているような感じがします。「電電公社のビル」に通じる良さがある……というのは言い過ぎでしょうか。

勾配標?

新宮行き 2333M は湯川駅を出発しました。ホームの北側にも使用を中止した区画があるんですよね。
これは勾配標のように見えますが、正式なものなんでしょうか。本来は運転士が見るものなので、このような向きで立てられることは無さそうな気がするのですが……。
駅の東側には砂浜が広がっていますが、Google マップには「海水浴場」などの表記は見当たりません。となるとこれは「単なる砂浜」ということなんでしょうか。

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