2023年8月23日水曜日

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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (90) 「偽バンクシー風の牛」

 

知らない間に道道 423 号「西春別停車場線」を完全走破してしまい、ガソリンも満タンになったので、次は国道 243 号で別海町の中心部に向かいます。予めお断りしておきますと、中心部までは 32 km 近くあります……。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

西春別から西春別へ?

4 km ほど走ったところで「西春別」にやってきました。あれ? 「別海町鉄道記念公園」があったのも「西春別」だったような……?
前方に信号機のある十字路が見えてきました。十字路なのに青看板は T 字路になっているのも少々不思議な感じもしますが、左折した先に「西春別郵便局」や「別海町立西春別小学校」があるとのこと(なお右折した先に「別海町立西春別中学校」もあります)。
そう言えば……という話ですが、「別海町鉄道記念公園」の近くにあったのは「西春別小学校」「西春別中学校」「西春別駅前・・郵便局」でした。

どうやら駅があったのは、本来は「上西春別」と呼ぶべき場所で、たまたま「西春別」駅が近くにできてしまったので「西春別駅前」という別名ができてしまった、ということなのかもしれません。「駅」が廃止されて久しいのに未だに「駅前」を名乗っているのは、そんな大人の事情があったのかも……?

本家 vs 元祖?

航空写真で見た限りでは、明らかに「西春別」よりも「西春別駅前」のほうが集落としては大きいようにも見えますが、そう言えば「西春別駅前」からそれほど遠くないところに「陸上自衛隊 別海駐屯地」と「株式会社明治 西春別工場」があったんでした。
ただ本家? 元祖? 西春別もその点は負けて無くて(勝ち負けとは?)、集落のすぐ近くに「森永乳業 別海工場」があります。この工場では粉乳・バター・各種チーズを生産しているとのこと。

パイロット国道

別海町と言えば「パイロットファーム」事業のお膝元で、別海町を東西に横断する国道 243 号は「パイロット国道」の別名を持ちます。「パイロット」と言えばボールペンや飛行機の操縦士を想像しますが、どっちも全く関係ない……ということですね。
機械を使って開梱した大規模牧場地帯を貫く国道だけあって、もちろん「牛横断注意」の標識も立っています。モノクロームで描かれた乳牛はどことなくバンクシーの落書き絵を髣髴とさせますね。
そう言えば、いつの間にか道路の左右にワイヤーロープが張られているのですが、これはもしかして牛対策……?(でも牛だったら跨げてしまいそうな気も)

ハイスペックでしかもステルスタイプ?

のどかな直線道路は国道であることを一瞬忘れさせますが、コンパクトタイプとは言え立派な道路情報表示板があるのを見ると、あ、やっぱ国道だなぁと再確認させられます。
ビッグサイズの青看板も見えてきました。あの驚異の高スペック国道・国道 272 号線との交叉点まであと少しです。
国道 272 号はあまりにハイスペ過ぎて姿かたちが見えませんが……
元々あった土地の高低差をそのまま活かす形で、国道 243 号の下を横断していました。この「交叉点」は、国道 272 号の側からはこんな風に見えています。


いやー、それにしてもハイスペックですよね。国道 243 号はこのハイスペックな国道の上を通過しているのですが、立体交叉の割には特にアップダウンを感じさせない(道路のみならず、左右の野原?も)というのも自然すぎて凄い……

牛横断注意 feat. ウソくさい補正

引き続き別海の中心部に向かいますが、まだ 22 km もあります。先は長い……
いつの間にか道路脇のワイヤーロープは姿を消し、「牛横断注意」の標識が復活しています。
こちらの牛は、随分とコントラストが低くて明度が高すぎる色合いですね……。ウソくさい補正の失敗例みたいです。
じゃあ、どうせなら……ということでウソくさく補正してみました。遠目には悪くないかもしれませんが、拡大すると、うーん……と首を傾げずにはいられない出来栄えです(汗)。

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