2017年6月7日水曜日

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江差線日帰りの旅「七重浜 13:26・東久根別 13:30・久根別 13:33・清川口 13:38・上磯 13:41」

 

函館発木古内行き 132D は、定刻通りに五稜郭駅を出発しました。厳密にはここからが江差線で、1913 年(大正 2 年)に「上磯軽便線」として開業した区間となります。

七重浜駅 13:26

次の「七重浜」には 5 分後の 13:26 に到着です。七重浜駅の開業は 1926 年 6 月 21 日ということで、上磯軽便線(1922 年に「上磯線」に改称)から 13 年後に開業した駅ということになります。七重浜は津軽海峡フェリーのターミナルからも程近いところですが、函館市ではなく北斗市だったりするんですよね。
七重浜の西には、石油の備蓄基地などがあります。

東久根別駅 13:30

七重浜から 4 分ほどで、次の「東久根別」に到着です。どこかで見たことがあるような写真で恐縮ですが……(汗)
東久根別駅の前身となった「東久根別臨時乗降場」が設置されたのが 1986 年 11 月 1 日で、翌 1987 年 4 月 1 日の国鉄分割民営化と同時に「東久根別駅」に昇格したとのことですから、臨時乗降場時代は僅か 5 ヶ月だったんですね。

ちなみに、東久根別駅と「函館いかソーメン」の工場とは少々離れていまして、間を久根別川が流れているので要注意です。国道の「新久根別橋」を渡るのが最短ルートかと思いますが、それでも結構な遠回りを強いられます。

久根別駅 13:33

東久根別から 3 分ほどで、次の「久根別」に到着です(書き出しが早くもテンプレ化)。交換設備のある駅で、実際に 2 分ほど停車しています。
久根別駅の開業は上磯軽便線の開通と同時の 1913 年 9 月 15 日でした。別の言い方をすれば、五稜郭と上磯を結んだ上磯軽便線の唯一の中間駅でした。七重浜駅が無かったことを考えると随分と西に寄った中間駅だったようにも思えますが、七重浜と久根別の間の発展が比較的遅かったということなのでしょうか。

清川口駅 13:38

木古内行き 132D は、久根別を 13:35 に発車しました。次の「清川口」には 3 分後の 13:38 に到着です(またしても油断してまして写真がありません……)。

清川口は線路の南側にホームが一本あるだけの小さな駅なのですが、開業はそれなりに早く、1956 年 10 月 1 日に駅として新設されています。清川口は久根別と上磯の間の駅で、もともと駅間が 2.3 km しか無かったところに駅が新設されるという、国鉄にしては珍しいケースなのですが、それもそのはずで、駅の目の前が市役所(旧・上磯町役場)なのですね。

想像するに、かつての上磯町は「久根別」と「上磯」の二大集落があって、両者のバランスが取れるところに役場を設置した……と言ったところだったのではないでしょうか。それにしても、駅前に役場を設置するというのは、なかなか画期的な選択をしたものですね。

上磯駅 13:41

清川口から 3 分ほどで、次の「上磯」に到着です(テンプレ)。上磯は 1930 年まで「上磯軽便線」(上磯線)の終点でした。駅の西側に太平洋セメントの工場が広がっていますが、かつては太平洋セメントの工場に直進する専用線も伸びていたのだそうです。
江差線(道南いさりび鉄道)の線路が工場を避ける形で不自然にカーブしているのは、もともと工場に向かって建設された線路を分岐させる形で延伸したからだったようですね。

上磯付近 13:45

上磯を出発すると、江差線に大回りを強いた太平洋セメントの工場に向かうベルトコンベアーが見えてきました。これもどこかで見たような構図ですが、偶然です!
ちなみに「スーパー白鳥」から撮影した写真がこちら。
ガラスの特性の違いからか、若干色味が違ってますね。

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