2023年3月2日木曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

釧網本線各駅停車 (47) 「鱒浦・桂台」

 

藻琴を出発して 3 分ほどで、網走行き 4730D は鱒浦駅に到着しました。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。

鱒浦駅(B78)

鱒浦駅は 1 面 1 線の棒線駅で、ホームと駅舎は海側にあります。そのため往路ではこんな悲惨な写真しか用意できなかったのですが……
今回はご覧の通り! とてもコンパクトな駅舎は 2015 年 1 月に改築されたもので、まだまだピッカピカな感じですね。
駅名標のまわりに「鱒」をモチーフにしたレリーフが並んでいるのも、遊び心が感じられて良いですね。
鱒浦駅はホームから国道に出るまでほぼ段差が無いようで、ホームとホーム外を区切るフェンスも設置されていません。ここまでフルフラット・フルオープンな構造というのも割と珍しいのでは……。
あ、これは下車客の方……?

海沿いの片側 2 車線国道

釧網本線は、例の「オホーツクマリンパレス」を過ぎたあたりから国道 244 号と並走しています。このあたりの国道 244 号は片側 2 車線なので、遅い車を気にせずにドライブできるんですよね。
「海沿いの片側 2 車線国道」という意味では、どことなく別府と大分の間に通じるものがある……かも?

桂台駅(B79)

網走の市街地はちょっと面白い立地になっていて、網走川の南北に昔からの市街地があり、その南側の段丘(扇状地)に新しい市街地が広がっています。ただ釧網本線(と国道 244 号)は段丘の下の海沿いを通っているので、新しい市街地の需要を全く取り込めておらず、駅も存在していません。

釧網本線は網走港の手前で国道 244 号と分かれて、山側に掘削されたトンネルに向かいます。このトンネルを経由するルートは 1932 年に付け替えられたものらしいのですが、陸軍図も新ルートで描かれているため、旧ルートがどの辺を通っていたのかが今ひとつ良くわかりません。

網走の「新市街地」を形成する台地をショートカットする形で建設されたトンネル(「網走トンネル」でいいんでしょうか?)を抜けると桂台駅に到着です。
桂台駅はトンネルの近くにあるため、隣接する道路(道道 490 号「中園網走停車場線」)よりも少し低いところにあります。そのためホームと道道を結ぶ階段が(事実上の)駅舎になっています。

桂台駅は 1967 年に仮乗降場として設定され、JR 北海道が発足した 1987 年に駅に昇格しています。現在の駅舎は 1994 年に改築されたものとのこと。
それにしても、この駅舎のデザインはめちゃくちゃポップでユニークですよね。色合いも独特ですが、これは JR 北海道のコーポレートカラーをあしらったものでしょうか?
そう言えば、ホームがウッドデッキなのも釧網本線では唯一だったような……?

次は終点・網走

網走行き 4730D は桂台を出発して、終点の網走に向かいます。台地の間の高架区間を抜けると……
スロープを駆け下りて地平区間に戻ってきました。終点の網走まであと少し、ですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事