2010年10月9日土曜日

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高野山日帰りの旅への挑戦権、獲得!

 

ビルマ方面

はい、昨日の問題への回答はこちらです。
随分と立派な納骨塔ですね。「ビルマ方面戦没者納骨塔」と書かれています。第二次世界大戦において日本はイギリス領ビルマ(当時)に侵攻したものの、制空権を喪失していたことと、また杜撰(無謀)な兵站によって日本側の損耗は著しく拡大し、最終的には 18 万人もの戦没者(Wikipedia 日本語版「ビルマの戦い」による)を出したと言われています。犠牲者の方々を供養するための納骨塔、ですね。

ちなみに、ビルマも皆さんご存じの通り仏教国ですが、彼の地には「パゴダ」と呼ばれる仏塔が多くある……みたいです。こちらの仏塔も、どことなくパゴダを模したような、南アジア風の丸みを帯びたものになっていますね。

中曽根さん

高野山には、墓所だけではなく、慰霊碑も多く見られます。
こちらは生憎何の慰霊塔なのか見るのを失念してしまったのですが、「建設功労者顕彰慰霊塔」とあります。時の内閣総理大臣・中曽根康弘によるもののようです。時期的には青函トンネルあるいは瀬戸大橋あたりかと思われますが、詳細はわかりません。

業界関連

こちらの碑は何でしょうか? なにやら左右に沢山の写真が見えます。
少し拡大してみましょう。
冩眞業界先賢萬靈之碑」(写真業界先賢万霊の碑)とあります。「ギョーカイ」というところが目新しいと感じました(まる)。

銅像もあります

メジャーな会社のものもあります。
日産自動車株式會社 物故從業員 慰靈碑」とあります。銅像があるのが目を引きますね。工場での事故や、テスト中の事故で亡くなった方々を供養するためのものでしょうか。

あれは何だ?

段々と奇抜なものも増えてきます。
こちらは新明和工業さんのものですが……。「慰霊碑」とあるからには「生き物」(人とは限らない)の霊を慰めている……と考えるのが普通ですが、このロケットは一体どういう意味があるのでしょうか。Wikipedia を見ても「高野山にロケット型の慰霊碑を建立している。」と書かれているだけで、良くわかりません……。

安らかに眠れ

一方で大変わかりやすいのがこちら。
社団法人 日本しろあり対策協会さんの慰霊碑で、「しろあり やすらかに ねむれ」とあります。仕事とは言え、生きとし生けるものの殺生を生業とするのは因果なものです。白蟻よ、安らかに眠れ。

リピーター歓迎

そんなわけで、「高野山シリーズ」もこれでおしまいです。
リピーターのご来訪をお待ち申し上げております(違)。

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