2017年1月12日木曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

冬の北海道の旅 (57) 「懐かしの『軟式グローブ』」

 

北見市常呂町にある「アドヴィックス常呂カーリングホール」の話題をもう少しだけ続けます。1/10 の記事と題名が似ているのは、多分気のせいです。
ホール 2F の観覧席の後ろには様々な展示物があって……という話の続きなのですが、オリンピック選手団のユニフォームやピンバッチなどの「お宝アイテム」が飾ってあったり、
ユニークなカーリング用具?が飾ってあったりします。現在の標準的なストーン(結構いいお値段がするんですよね)だけ仲間外れになっているのが面白いですね。

お土産にいいかも

あと、こんなものの宣伝も。これは「カーリング用具」ならぬ「カーリングポット」だそうで。残念ながら注ぎ口が無いのでケトルとしては使えませんが(笑)、小物入れとして使えるみたいです。

熾烈なリーグ戦

さて。1F エントランスホールの掲示板には、こんな張り紙が掲出されていました。リーグ戦の星取表なのですが、なんと「A リーグ」から「E リーグ」までの 5 段階構成になっていて、しかも入れ替え戦まであるというのですから畏れ入ります。

ちらっと見た感じだと、上位リーグの最下位チームは無条件で降格、最下位のひとつ上のチームと下位リーグの 2 位のチームが直接対決の入れ替え戦を戦うというルールのようですね。リーグのプレーオフを勝ち抜いたチームは無条件に昇格できるようです。
B リーグの星取表です。「常呂厚生病院」や「東京農大B」と言ったお硬いネーミングのチームの中に「軟式グローブ」の文字が燦然と輝いているのが目を惹きます(「軟式 globe」懐かしいですよね(笑))。

ロコ・ソラーレ!

続いて A リーグの星取表を見てみると……ふわっ!? 上から 4 番目に「Loco Solare」というチームがいるではありませんか。2016 年の世界選手権で銀メダルを取ったあのロコ・ソラーレですが、選手の出身のみならずホームグラウンドも常呂なんですよね。
そして、そのロコ・ソラーレをも圧倒して、4 戦全勝しているチームがありました。「アイスマン」というチームだそうですが……あっ。
長野オリンピックに出場した敦賀信人さんがスキップを務めていた「アイスマン」だったのですね。敦賀信人さんは「ホタテ漁との両立ができなくなった」との理由で惜しまれながらも競技の第一線から退いてしまいましたが、「アイスマン」は今でも強豪のままなんですね。

株式会社アドヴィックス

最後に、「アドヴィックス常呂カーリングホール」のネーミングライツパートナーである「株式会社アドヴィックス」について。のど飴を作っている会社ではないのでお間違えなく。
株式会社アドヴィックスは愛知県刈谷市に本社を置く自動車部品サプライヤー……なのだそうです。ブレーキシステムとその構成部品の製造販売を行っているとのこと。
「アドヴィックス常呂カーリングホール」のネーミングライツを取得するまでは「聞いたこと無いなぁ」という印象で、ネーミングライツ取得後は「一体何をやってる会社なんだろう」という印象なのですが(あかんやん)、Wikipedia によると「アイシン精機およびデンソー、住友電工、トヨタ自動車のブレーキ部門を統合し、2001年(平成13年)に設立された」とあります。ほわぁ、これは錚々たる面々ではありませんか……! 絶対どこかで知らない間にお世話になっているのだと思います……。

そして、遠く離れた北見市常呂町にあるカーリングホールのネーミングライツを取得してくれたことに感謝しないといけませんね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事