2009年1月21日水曜日

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作徳心逸日休 ~徳山ダムにて中国?の古典に親しむ~

 

トンネルの入り口に記されている「蘊蓄のあるお言葉」を見て回っているわけですが、察しの良い方はお気づきの通り……というよりは殆どの方が既にお気づきだと思いますが、どれも「」という言葉が含まれています。「よく頑張って集めましたね」と誉めてあげたいくらいです(←

さて、「徳之山八徳橋」以北のトンネルの入り口に何ら「蘊蓄のあるお言葉」が無いことを確かめた私は、「じゃ、そろそろ引き上げますか」とばかりに来た道を引き返していたのですが、さっき通った「漆原乙女隧道」の入り口を見てみると、なにやら違う文字が……。そう、南側の入口と北側の入口では、それぞれ違う「お言葉」が書いてあったのでした。トンネルを出たところで、あわてて引き返したのは言うまでもありません。

(6) 漆原乙女隧道(北口)

てなわけで、「漆原乙女隧道」の北側入口の画像を。
作徳心逸日休」と来ました。ついに六文字に突入です。ネタが尽きそうだったのでしょうか?(←
ふーん。経書なんですね(笑)。

「出典は『経書』からです」「えらいざっくりやな」

なぜ「経書」という表現が笑えるのか。改めて「経書」の何たるやを見ておきましょう。

経書(けいしょ)は、儒教でとくに重視される文献の総称。経典(儒家経典)ともいう。

もともとは聖人の著作のみを指すが、後世には意味が拡大され、賢人の著作や言行録、一部の注釈類も経書として扱われるようになった。経書は中国の伝統的な図書分類法である四部分類において大分類の1番目に挙げられている。具体的には戦国以来の六経(楽経は早くに亡び、五経となった)、五経・四書(四書五経を参照)・十三経を指す。また経書の注釈を主とする研究を、経学と呼ぶ。
(Wikipedia 日本語版「経書」から引用)
ポイントは「儒教でとくに重視される文献の総称」というところです。より具体的に言えば、「論語」や「孟子」「礼記」などの総称が「経書」と呼ばれるわけで……、要するに、この説明は「手抜き」だということ?(ぉ

まぁ、それでも「二宮尊徳」とか「徳光和夫」とかが出てこないだけマシと言えるのかもしれません(←

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