2013年12月13日金曜日

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利尻・礼文の旅 2012/夏 (160) 「利尻町立博物館」

 

利尻町立博物館

利尻町仙法志の「利尻町立博物館」にやってきました。幸いなことに休館日ではありませんでした!
入口のところの窓口で入館料を支払って、中に入ります。

利尻の名前がついたネズミ

展示の中で気になったものをピックアップしてご紹介します。まずはこちら。
「利尻の名前がついたネズミ」とありますね。1965 年に鴛泊(利尻富士町ですね)で捕獲されたネズミが実は新種だったとして、1971 年に「リシリムクゲネズミ」という名前がつけられたのだそうです。ただこのネズミ、利尻島固有種では無かったらしく(礼文や天塩はおろか、日高でも見つかったのだとか)、今は「ムクゲネズミ」という名前になったのだとか。

利尻の名を持つ小さな虫

で、今度は「利尻の名を持つ小さな虫」だそうです。
「カマアシムシ」という、とても原始的な昆虫がいるのだそうですが、「リシリカマアシムシ」と名付けられた新種が 2004 年に発表されたそうです。今のところは利尻島でしか見つかっていない固有種とのことですが、リシリムクゲネズミと同様に、他にも生息域が見つかる可能性もありそうですね。

カモメの識別

次は……面白いチャートがありました。
カモメの種類を識別するためのチャートだそうです。これは使えそうですね……。今度カモメを見かけたときに試してみようと思います。

悩みの外来種たち

もうおなじみの、外来種の紹介もありました。
アライグマなんかは意図的なものなので論外ですが、植物の場合は、靴の裏などに種子が付着していたケースもある(つまり、意図的な外来種持ち込みでは無い)のが悩ましいところですね。

最北の雪形

「雪形」とは何でしょう?
「雪形」とは何か。説明文から引用してみましょうか。

 「雪形(ゆきがた)」とは、春の山肌などに現れる雪解け模様に名前をつけ、その出現を種まきなどの目安にして、代々語り告げられてきたものをいいます。
(利尻町立博物館 「最北の雪形」説明パネルより引用)
この「雪形」というものは、別に北海道に固有のものでは無く、たとえば長野県の白馬なんかも有名ですね。「はくば」は元々、「代馬(しろうま)」の雪形が地名の由来で、それが「白馬(しろうま)」という字に変わり、字につられて「白馬(はくば)」という読みに変わってしまった……という話は割と有名かもしれません。

北海道を中心とした日本全図

次は……「北海道を中心とした日本全図」です。
札幌を中心とした正距方位図法の地図で、方位を 100 度ほど回転させているのだそうです。

最近調査版「樺太島全図」

そして、何故か「樺太島全図」も。
北緯 50 度線より南側の、いわゆる「南樺太」の地図なんですけどね。

これが読めたらなまらすげえ

最後はこんなクイズも。
「地名」と「海の生き物」は大体読めるのですが、「花」が……。精進せねば。

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