2022年11月21日月曜日

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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (24) 「白銀橋」

 

シューパロトンネルの出口にやってきました。トンネル出口の先はいきなり橋梁になっているので(明石橋)、冬場はかなりスリルがありそうな……(路面凍結のおそれが)。

「明石橋」と「千年橋」

「明石橋」を渡った先の右側には車が数台だけ入れそうな駐停車スポット(駐車場)があります(そういえば旧シューパロトンネルの北東側にも同じような場所がありましたっけ)。せっかくなので立ち寄ろうかと思ったのですが、既に先客がいらっしゃるようですね……。
駐停車スポットには立ち寄らず、そのまま直進します。めちゃくちゃ真っ直ぐな橋が続きますが、この橋は「千年ちとせ橋」とのこと。「明石」と「千年」、どちらも「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」の「明石町駅」と「千年町駅」に関連のあるネーミングですね(元は地名でしょうか)。

新旧の「白銀橋」

「泉橋」を渡って、続いて「宝橋」にやってきました。シューパロ湖を横断する「白銀しろがね橋」が見えますが……
実はここ、時期によっては旧「白銀橋」が水面から姿を見せるとのこと。ストリートビューは 9 月に撮影されたものですが、夏から秋にかけて見に行くのが良さそうでしょうか。


「宝橋」を渡った先にも駐停車スポット(駐車場)があります。新旧の「白銀橋」を眺めるのに良さそうな場所ですね。ちょうど空いているようですし、立ち寄ってみましょうか。
あ……。ガードレールに隠れて見えなかったのですが、先客がいらしたようです。駐車枠ガン無視のようにも見えますが、まぁその辺は気にしたほうが負けですよね。
ほら、ストリートビューでも同じような向きで車を停めている人がいますし。


などと言いながら、念のため枠内に車を停めて……
春のシューパロ湖と新「白銀橋」を眺めます。奥に見えるのは「夕張岳」っぽいでしょうか。
新「白銀橋」は途中でカーブしていて、もっとも東側だけ径間の大きなアーチ橋となっています。本来の「夕張川」の河道は東側を酷く蛇行していて、西側は畑が広がっていたようにも見えます。
新「白銀橋」のある場所は、水没する前だとこの辺でしょうか。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

湖に飲み込まれる道

北のほうを眺めると、道路が湖に水没しています。国道 452 号の旧道か……と思ったのですが、それにしては道幅が狭すぎます。どうやらこれは工事用の道路だったようで、このあたりの国道 452 号旧道は完全に水没していたようでした(渇水期には姿を見せるようです)。
それにしても、道路が湖に飲み込まれるというのは非現実感というか、終末感があって絵になりますよね。

「富士見橋」……?

駐停車スポットのすぐ北には「富士見橋」があります。「明石」「千年」と来て「富士見」と言えば、いずれも夕張市大字鹿島の地名ですよね。
ただ、「夕張シューパロダム」ができる前の地図を見ると、ちょいと妙なことに気がつきます。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
この地図を見ると、「白銀橋」のあるあたりが「明石」で、「千年」と「富士見」は更に北側の地名のように見えます。現在の「千年橋」は「明石」の文字より南に存在するので、これはかつての地名を拝借して異なる場所の橋の名前にしてしまった……ということでしょうか。旧地名が橋名として残るのは喜ばしいことですが、誤解を招きかねないような気も少々……。

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