2023年5月2日火曜日

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石北本線ほぼ各駅停車 (38) 「安足間」

 

旭川行き 4530D は道道 223 号「愛山渓上川線」の踏切を通過しました。安足間あんたろま駅のすぐ近くまでやってきたようです。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

安足間駅(A41)

転轍機と、レンガ積みの農業倉庫と思しき建物が見えてきました。安足間駅の構内に入ったようです。
この農業倉庫(だと思う)もかなり素敵ですね……。土台と縁の部分が黒っぽく色違いになっているのもオシャレな感じがしますし、レンガがところどころ欠け落ちているように見えるのもリアリティがあります。実はタイル貼りだったりしたら目も当てられませんが、違いますよね……?
農業倉庫(と思しき建物)と転轍機のツーショットです。この転轍機も随分とクラシカルな感じがしますが、いつ頃のものなんでしょう……?

謎のコンクリの塊?

安足間駅は 2 面 2 線の相対式ホームで、1 番線の上川寄りにはかつての貨物ホームの跡と思しきものも見えます。
電柱には「本場の味」も。2 枚をほぼ直角に貼り合わせて視認性を高めたタイプですね。
それはそうと、この石の塊みたいなものが何なんでしょう? 位置的には車止めのようにも見えますが、コンクリの塊のようにも見えるんですよね。左に見えているのがかつての貨物ホーム跡だと思われます。
別アングルから駅名標とコンクリの塊らしきものを眺めます。問題のコンクリの塊ですが、この角度から見ると第一印象よりはスリムに感じられますね。

ピッカピカな駅舎

安足間駅は愛別町にありますが、「安足間」という駅名の元になったと思われる「安足間川」はほぼ、お隣の上川町内を流れています。
安足間駅も東雲とううん駅などと同じく「極端にご利用の少ない駅」で、2016 年時点で 1 日平均乗車人員が 10 名以下とのこと。その割には……と言ってはいけないのですが、駅舎はかなり立派なものです。
駅舎は比較的最近に外壁塗装をやりなおしたのか、かなりピッカピカな感じです。

列車交換

旭川行き 4530D は 2 番線に入線しました。駅舎から 2 番のりばへの移動は跨線橋経由ですが、この跨線橋は(呼人駅と同じく)比較的新しそうなものです。
出発までびみょうに間があるなぁ……と思っていると、うわ!
なるほど、ここで対向列車とすれ違いですか。このパターンも呼人駅と同じで、ターミナル駅(この場合は上川駅)の折り返し線(上川駅の場合は 3 番線)に列車を滞留させずに、なお且つ滞留時間を最大化させるための知恵ですね。
3 番線から旭川行き 4530D が出発するのを見計らって、次の 4352D となる車輌を(上川行き 4527D として)送り込んでいる、ということになろうかと思われます。列車のダイヤってパズルそのものですよね。

ただ、Wikipedia を眺めていてちょっと気になる記述を見かけました。

なお、交換可能駅であるが、普通列車は全て駅舎寄りの1番線に停車する。
(Wikipedia 日本語版「安足間駅」より引用)
むむ。どうやら 2023 年時点では、安足間駅での普通列車同士の交換は行われなくなったようですね。跨線橋の上り下りが足腰に負担をかけるケースもあるでしょうから、サービス向上とも言えるのかもしれませんが、将来的に跨線橋を撤去したいのかな……などと邪推してしまいます。

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