2021年6月16日水曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (121) 「どこかにあるユートピア」

 

国道 451 号を西に向かいます。このあたりも開拓地の常で、直線道路が続きます。
集落からは遠ざかっている筈ですが、この先は追い越し禁止・40 km/h 制限になるようです。

いきなり峠道

「ふーん」と思いながら走っていると……うわっ!
いきなり(北海道にしては)急なカーブが立て続けに!
どうやらこの右カーブの先が峠になっているようです(里見峠)。
ずーっと直線が続いていたところに、いきなり急カーブの上に峠まであるという、なかなかドッキリな道路ですね……。

いきなり R=100

峠(川沿いまでせり出した峰を越えるためのものでした)を抜けると、再び直線基調の道路に戻ります。トンネルで抜けられそうな峠だったので、いつかトンネルが開通する日が来るのではないでしょうか(そもそも計画があるのか自体が不明ですが)。
追い越し禁止と 40 km/h 制限が無事解除されました。
ただ、R=100 m のカーブが突然出てくるのは相変わらずと言ったところでしょうか。
この国道 451 号ですが、曲線緩和工事などはあまり行われていないようで、また路面も割と傷んでいる箇所が多い印象があります。要はあまりお金をかけていないように見えるのですが……。

学園を流れる学園沢川の学園橋

「新十津川町字学園」を流れる「学園沢川」にかかる「学園橋」が見えてきました。学校があったのだろうなぁ……と漠然と考えていたのですが、どうやら国有地が「学田」として村に払い下げられたことに由来する地名とのこと。
このあたりの国道 451 号は古くからの幹線道路がそのまま国道に昇格したようで、この右カーブは戦前の地形図にもほぼ同じ状態で描かれているように見えます。
国道 451 号は徳富とっぷ川の北側を通ってきましたが、このあたりは徳富川が北寄りを通っているため、国道は川沿いに張り出した丘を切り開いて進みます。流石にこのあたりは戦前の道路と比べて改良が入っているようです。

どんな夢もかなうというよ

徳富川とワッカウエンベツ川が合流する「新十津川町吉野」にやってきました。この「吉野」は瑞祥地名ではなく、このあたりに入植した「吉野団体」に因むものみたいです。
「吉野橋」でワッカウエンベツ川を渡ります。国道 451 号は引き続き徳富川沿いを遡ることになるのですが、徳富川がオメガカーブ状に流れていたため、現在も新十津川町吉野のあたりで大きく左にカーブしています(R は緩いのですが、ずっと左カーブが続きます)。

誰もみな行きたがるが

新十津川町吉野には、郵便局やガソリンスタンドなどが立ち並んでいます。カーブそのものは急では無いのですが、40 km/h 制限なのでスピードの出し過ぎには注意しましょう。
ここは東向きの法面ですが、意外と日光が当たらないのか、雪がそこそこ残っていました。

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