2021年6月10日木曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

阪九フェリー「やまと」1 等洋室乗船記(沖合の謎のフェリー編)

 

朝 9 時になりました。下船予定時刻まであと 30 分ということは、そろそろ泉大津の沖合に到着する頃合いですね。
船室の窓(右舷)からも陸地が見えてきました。やはり泉大津のすぐ近くまで来ているようです。
阪九フェリー「やまと」は既に泉大津港の中に入ったようです。フェリーターミナルは左側にある筈なので、残念ながら部屋から見ることはできません。

パナマ船籍の貨物船

フェリーターミナルの対岸は貨物船の埠頭?になっているようで、巨大な自動車運搬船?が停泊しているのが見えます。
この船なのですが、まるで水面の上に浮かんでいる(水面下には何も無い)ように見えてしまいますね。
この船はパナマ船籍の "Trans Harmony I" というみたいです。このアングルからだとちゃんと水面下にもそれなりに沈んでそうに見えますね。

沖合に謎のフェリーが!

阪九フェリー「やまと」は右回転をはじめました。泉大津港フェリーターミナルには後退で接岸するのですね。
ということで、右舷の船窓から見える眺めが刻々と変化しているわけですが……ん? あれは何だ?
あれは……どう見ても阪九フェリーですよね。船体には「いずみ」の文字も見えます。何故あんな沖合に……しかも船体前面のドアを開けたまま……?
異様な光景にビビってしまいましたが、改めて考えてみたところ……。

フェリーは二便、設備は一つ

泉大津航路は、かつては一日二便が出ていましたが、今は一日一便しか出ていません。ただ、2020 年 2 月頃は大規模改修のため神戸フェリーターミナルが使用できなくなり、神戸航路の一往復を泉大津発着に変更していたのでした。

泉大津港 FT は新門司港 FT のように複数のフェリーが接岸できるようになっていないため、先に泉大津に入っていた「いずみ」が旅客と車輌を下ろした後、後からやってくる「やまと」が切断できるように沖合に退避した……ということだったのでは無いでしょうか。

それにしても前面のドアを開けたまま沖合に出るというのは……噂には聞いていましたが、本当にできちゃうんですね(汗)。

ちなみに、国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」では、2007/7/24 に撮影された航空写真が公開されていました。

本来の位置に停泊しているのが「やまと」か「つくし」で、少し離れたところに停泊しているのが「ニューながと」か「ニューあかし」のように見えます。これを見た感じでは、一日二便時代も埠頭をやりくりする形で凌いでいたみたいですね。

阪九フェリーの埠頭の隣にも、貨物船らしき船が停泊していました。
阪九フェリー「やまと」はゆっくりと後退を開始しました。接岸まであと少しです。

同乗下船、一切 NG

フェリーターミナルの駐車場が見えてきました!
そろそろ車輌甲板が開放されるタイミングですが、阪九フェリーでは「同乗下船」は一切 NG とのこと。かなり厳しめの運用ですね……。
そのため、ドライバー以外は徒歩で下船して、フェリーターミナルの前でピックアップする必要があるみたいです。
ドライバーは一人で車輌甲板に向かうことになります。

右か、左か

問題!(ジャジャン♪) 車輌甲板に向かう通路は、向かって左側である。○か×か? さぁ来いっ!

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事