2022年8月5日金曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (プロローグ 3) 「21 世紀の公団ゴシック」

 

「針インター」交叉点を直進して IC 入口に向かいます(もちろん青信号に変わってからですよ)。
名阪国道は無料なので料金所はありません。左カーブの先(実際はカーブの途中)で「大阪」と「名古屋」に分岐する旨の案内が出ていますね。
カーブの途中にも「大阪」と「名古屋」の分岐の案内が出ています。左カーブの途中に分岐があるので、曲がりきれないケースもあるのでしょうか……?

改良前の針 IC

針 IC は「トランペット型」ではなく「準直結 Y 型」の IC です。Y 型の IC はランプウェイ同士(名古屋方面の出口と名古屋方面の入口)の立体交叉が不可避ですが、針 IC では三層構造にすることでランプウェイ同士の交叉を見事に処理しています。
高速道路と比べると加速車線が極端に短いなど、安全面での問題が多く指摘されていた名阪国道ですが、針 IC は高速道路と比べても見劣りしない立派なものです。


ただ、針 IC が現在の形になったのは 2001 年のことで、それまでは国道 369 号の南北にランプウェイが接続された「不完全クローバー型」の IC でした。現在の航空写真でも、かつての名古屋方面のランプウェイ跡が確認できます。


かつてのランプウェイ跡は国道 369 号からも見ることができます。看板や標識が撤去されずに朽ちるがままになっているのが目を引きますね。


そう言えば「針インター西」交叉点に「21 世紀の公団ゴシック」がありましたが、これは 2001 年に針 IC を大改造したときに設置されたものだったんですね。改造前は「名古屋方面は左折」だったので、入口の場所が変わったことを全力で注意喚起していた……ということになりますね。
異様に入口の在処を示す看板が多かったのも、これで納得です。そして「21 世紀の公団ゴシック」という想定はギリギリ正解だったんですね(針 IC の改良はもう少し後かと思ってました)。

IC ナンバーの扱い

改良された針 IC のランプウェイを通って名古屋方面の本線に合流します。上り坂ですが長さは十分あるので、加速力に余裕のある車であれば楽勝でしょうか。
名阪国道は「国道 25 号の自動車専用道路」なので「おにぎり」が立っていますが、その一方で「非常駐車帯」の案内は 20 世紀の高速道路っぽいですね。
名阪国道は 1965 年に「暫定 2 車線」で開通した後、1980 年に全線の 4 車線化が完了しています。長らく 60 km/h だった制限速度も、現在は大半の区間で見直しが行われ 70 km/h 制限となっています。
各種の案内も高速道路と同じデザインで、亀山 IC 起算の IC ナンバリングも行われています。こんな看板が出ているのに「高速道路ではない!」と言われても……という感じもしますね。

バースのバスは

何故かランディ・バースが風呂に入っている看板でお馴染みの(いつの時代だ)「日ポリ化工」の本社の近くを通過します。気にしたことは無かったのですが、かなりデカデカと太陽電池が並んでいたんですね。
上空から見るとこんな感じです。


名阪国道は長く 60 km/h 制限だったこともあってか、路側帯がほぼ無い区間が多かったりします。その穴埋めのように「非常駐車帯」がちょくちょく設置されていますが、良くクラウンともう一台の車が停車しているので要注意です。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事