2022年8月2日火曜日

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紀勢本線特急列車 (終) 「尾鷲~松阪」

 

特急「ワイドビュー南紀 8 号」は尾鷲を出発して、次の停車駅となる紀伊長島に向かいます。これは相賀あいが駅を通過して船津駅に向かう途中ですね。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2016 年 6 月時点のものです。列車の時刻や使用する車輌・番線などが現在とは異なる可能性があります。

駅チカの教習所

船津駅にやってきました(通過ですが……)。船津駅の駅裏には「紀北自動車学校」があるのですが、駅チカの自動車教習所というのは実に理にかなった立地ですよね。
駅チカの自動車教習所は他所でも見かけたような気がするのですが、この教習所の「交通公園」感は中々のものですよね。

駅チカ(でもない)の発電所

トンネルを抜けると変電所らしき施設が見えてきました。地理院地図を見ると三野瀬駅(あるいは紀勢自動車道の「紀北 PA」)の北北西に「宮川第一発電所」があり、そこから地下水路で水を引いているようにも見えます。
航空写真で見てみても、いかにも水力発電所っぽく見えるのですが……


http://www.suiryoku.com/gallery/mie/miyagaw2/miyagaw2.html によると、これはどうやら「宮川第二発電所」のようですね。ちなみにこの「宮川」は伊勢市で海に注ぐ「宮川」のことで、宮川の上流部にある「宮川ダム」で取水した水で発電しているようです。

結論を言えば変電所ではなく発電所だったと思われるのですが、Google マップにマークがついていないというのはちょっと不思議な感じもしますね。

三野瀬駅については、日本最長路線バスの旅(番外編)#9 「幻の国鉄一般型気動車標準色」もご覧ください。

紀伊長島駅

三野瀬を通過してトンネルを抜けると、砂浜が見えてきました。どうやらこれは「古里海岸」という名前の海岸らしいのですが、実は紀勢本線の車窓から眺められる砂浜としてはこれが最終だったみたいです(紀伊長島から先は山越えルートのため、海から離れることになります)。
紀伊長島駅に到着しました。2005 年に北牟婁郡海山みやま町と北牟婁郡紀伊長島町が合併する形で「北牟婁郡紀北町」が発足して、相賀駅の近くの旧・海山町役場が「紀北町役場」となるも、8 年後の 2013 年に紀伊長島駅の近くに移転していました。
てっきり旧・紀伊長島町役場跡に再?移転したのかと思ったのですが、新庁舎は三重県立尾鷲高等学校長島校の校舎を改築したものとのこと。言われてみれば、確かに校舎っぽい建物ですね……。


ちなみに旧・紀伊長島町役場はこんな建物だったようです。


なお、旧・海山町よりも旧・紀伊長島町のほうが少し人口が多かったようですが、どうやら移転は単なるパワーバランスだけの話でも無かったっぽい感じですね(尾鷲高等学校長島校の閉鎖で校舎が宙に浮いたのを奇貨とした印象があります)。

下り列車用のホームだけど

ということで、紆余曲折がありながらも紀北町役場のお膝元となった紀伊長島駅の話題に戻ります。2 面 3 線 + 保線基地という良くある国鉄型配線ですが、久しぶりに駅舎が山側にあります。これは 1 番線に入線した列車から 2・3 番のりばを見ている、ということになりますね。
2・3 番のりばの時刻表が見えますが……
尾鷲・新宮方面の列車が使用する筈の 2・3 番のりばですが、時刻表には「松阪・名古屋方面」の列車も出ています。特急列車が 1 番のりばを使用して、普通列車は 2・3 番のりばを使用する運用か?とも思ったのですが、熊野市駅と同様で方向別にのりばを使い分けている(=2 番のりばは「尾鷲・新宮方面」の列車が使用する)ようで、「松阪・名古屋方面」は一部の始発列車が 3 番線から出発するのみとのこと。
時刻表に「松阪・名古屋方面」が出ているのは、やはりスペースに余裕があったからと見るべきかもしれません。

山間部へ

紀伊長島を出発すると、線路は山間部に入ります。「荷坂トンネル」への上り坂は距離を稼ぐためにオメガカーブ状になっている場所もあるなど、なかなか「アツい」ルートとなっています。

紀伊長島から先は
日本最長路線バスの旅(番外編)#10 「紀の国から伊勢の国へ」
日本最長路線バスの旅(番外編)#11 「阿曽駅に法廷ウォッチャーの姿は無かった」
日本最長路線バスの旅(番外編)#12 「駅前に、役場と AEON と発電所」
日本最長路線バスの旅(番外編)#13 「思い出の勢和村」
日本最長路線バスの旅(番外編)エピローグ 「多気駅にて」
もご覧ください。

三瀬谷駅

紀伊長島を出発して 29 分で、次の停車駅である「三瀬谷駅」に到着です。2 面 3 線の国鉄型配線で、保線用車輌を留置するための側線もあります。
この三瀬谷駅もなかなかユニークな立地で、駅裏に「マックスバリュ大台店」がある……のは割と普通だと思うのですが、駅のすぐ近く(約 1.4 km、車で 5 分ほどの距離)に「三瀬谷ダム」があり、中部電力の「三瀬谷発電所」が併設されています。
今の今まで特急停車駅だったことを失念していたくらいですが、「多気郡大台町」の中心駅ということもあってか、2006 年以降は特急「南紀」が全て停車するようになったとのこと。「大台町の中心駅」ですが、町役場の 200 m 南を流れる「宮川」の対岸は「度会郡大紀町」だったりするので油断できません。

多気行き 336C

なお、3 番線に停車中の列車は多気行きで、列車番号は 336C です。どこかで聞いた番号ですが、新宮から熊野市まで乗車した列車なんですよね。336C は三瀬谷駅に 18:45 に到着して、19:09 発の特急「ワイドビュー南紀 8 号」の到着を待った後、19:15 に多気に向かって出発する、というダイヤのようです。

2014 年の「日本最長路線バスの旅」の際に新宮から乗車した列車は、336C と似た時間帯のものでしたが、多気まで特急「南紀」に先着していました。2 年の間に三瀬谷で退避するダイヤに変わったみたいですね。

3 番線の車輌は「キハ 25-1610」のようですが……
新宮から乗車した車輌も、間違いなく「キハ 25-1610」でした。

松阪駅

19:09 に三瀬谷を出発した特急「ワイドビュー南紀 8 号」は、19:30 に多気に到着し、7 分後の 19:37 に松阪に到着しました。
時刻表を見ると、普通列車は亀山行きで優等列車(特急「ワイドビュー南紀」と快速「みえ」)が名古屋行きとなっています。「紀勢本線各駅停車」と銘打ったからには、20:28 の亀山行き各駅停車に乗り換えるのが筋……ですよね。
ただ、ここから亀山に向かってしまうとその日のうちに帰宅できそうに無いので(ぉぃ)、そそくさと跨線橋に向かい……
上本町行きの特急に乗車して……
そのまま自宅に直帰~してしまいました。

ご愛読ありがとうございました!

いや~、最初から最後まで見事にグダグダで申し訳ありませんでした! 日頃から内容のグダグダぶりには自信がありましたが(ぉぃ)、今回は日帰りということもあってか(言い訳)いつも以上に凄まじくグダグダでしたね……。

ということで、申し訳なさもいつも以上なのですが、実はいつも以上に楽しく書けていたような気もします。今後もこんな感じで楽しく記事を書きたいものです。

紀勢本線各駅停車」は今回でサクッと最終回となります。これまでのご愛読、誠にありがとうございました!

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