2024年2月21日水曜日

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日高本線代行バスで各駅停車 (15) 「静内海水浴場(跡)」

 

静内行きの列車代行バスは東静内を出発しました。次は終点の静内ですが、東静内から静内までは 8.8 km もあります(鵡川以南では汐見-富川間の 9.1 km に次ぐ長さです)。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

「東静内」の西隣に位置する「浦和」にやってきました。埼玉からの移住者が多かったわけではなく、元はアイヌ語の地名だとされています。
「浦和」を流れる「有良川」です。例によって河口部は沿岸流に捻じ曲げられているのですが、この川の河口を捻じ曲げた浜堤は、かなり背が高い本格的なものですね。

温泉川

国道 235 号は日高本線の線路と並走する形で西に向かいます。
日高本線をオーバークロスします。跨線橋による立体交叉なので、図らずも絶妙な眺めを手に入れることができました。
国道 235 号は日高本線のすぐ右を並走します。線路には何も問題無さそうなので、何故列車が走らないのか、不思議な感じがしてきました。
「温泉川」を渡ります。昔は「道路を開削するよりも簡易軌道を建設するほうが低コストだ」という時代もあったのですが、この鉄橋のシンプルな形状を目にすると、なんとなく理解できそうな気もしますね。

ロクマップ川、または有勢内川

国道と海沿いの集落は日高本線の線路によって隔てられていて、この踏切が唯一の連絡路だったようです。
またしても河口が沿岸流に捻じ曲げられた川が見えてきました。地理院地図では「ロクマップ川」とされる川で、国土数値情報では「有勢内川」とされています(どっちだ)。
日高本線の鉄橋も見えます。国道 235 号の橋は「有勢内橋」みたいですし、「ロクマップ」は西隣の旧地名らしいので、今回は地理院地図が間違っているような気が……。

静内海水浴場駅

新ひだか町静内真歌の国道 235 号を西北西に向かいます。東静内と静内の間は(前述の通り)8.8 km もあるのですが、1991(平成 3)年に、この区間に「静内海水浴場駅」という臨時駅(夏休み期間の土日のみ営業)が設置されたのだそうです。
臨時駅ということもあり、ホームなどは設置されずにドアの位置にタラップを置いて対応したとのこと。JR 北海道の発足から数年後に設置された駅ですが、当時は似たような感じで即席の「臨時駅」がいくつか設けられていたような記憶があります。

この「静内海水浴場駅」は 1991(平成 3)年 7 月に開設され 1992(平成 4)年 8 月で廃止になったとのことで、営業日数は 2 年間で 24 日だったそうです。

国土数値情報では「ロクマップ川」とされる川の河口が見えてきました。陸軍図にはこのあたりの地名が「ロクマップ」と描かれているので、この川が「ロクマップ川」だと見て良さそうに思えます。

静内川

国道と線路(国道より低いところを通っているので見えませんが……)の向こうに「静内漁港」に向かう道路が見えます。ん、海を眺める人の姿が……?
静内川を渡る「静内橋」が見えてきました。
おやっ、これはカモメ……でしょうか?
日高本線の鉄橋も見えます。国道 235 号の橋は川を斜めに横切っていますが、かつては「真歌山展望台」のほうまで川沿いを遡って、そこから真っすぐ川をわたっていたみたいです。
【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去

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