2018年1月25日木曜日

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福塩線各駅停車 (13) 「河佐」

 

府中発三次行きの 1725D は、中畑を出発して、次の「河佐」に向かいます。


ドアの横の窓の上には、沿線の風景を撮影した写真が飾られています。3 枚あるうちの真ん中の写真は「朝のラッシュアワー」と題されたもので、昭和 45 年頃の備後三川駅で撮影されたもののようです。



河佐駅(かわさ──)

中畑から 7 分ほどで、河佐に到着です。交換設備のある駅は久しぶりですね。


1 番のりばの向こう側にも、短い折り返し線があるようですね。


立派な駅舎と、その横には自転車置き場もあります。鉄道の利用を推進しよう……という気持ちが窺えるようですが、利用客は純減が続いているようで、1996 年調査では一日平均 189 人の乗車があったのが、2015 年調査では 28 人にまで落ち込んでいるようです。駅の周りには家もたくさんあるのですが、片道 6 本しか列車が無いので、なかなか気軽には使えないですよね。


この河佐駅は、1938 年(昭和 13 年)に福塩線が全通した際に開設されました。芦田川の渓谷である「河佐峡」への最寄り駅でもあります。


河佐駅を出発すると、福塩線は再び芦田川を渡ります。実は、中畑と河佐の間で既に三回も芦田川を渡っているので、改めて強調するほどのことでも無いのですが、この「河佐峡」と呼ばれるあたりでは、随分と川の規模が小さくなったなぁ……と思わせます(支流が多いんですよね)。


ただ、注目すべきはそこではなくて、この「20」という標識と、その下の「貨物」という文字ですよね。これは「貨物列車は 20 km/h 以上出してはいけないよ」という意味だと思うのですが、「制限速度 20 km/h」ということに驚くと同時に「貨物列車」の存在を想定しているところにも驚いてしまいます。さすがに現時点では設定は無いと思うのですが……。

八田原駅(はったばら──)【廃駅】

「河佐峡」は河佐駅の西にあるのですが、かつては河佐峡のすぐ近くを福塩線の線路が通っていました。ただ、芦田川に「八田原ダム」が建設されたため、福塩線は 1989 年(平成元年)に、ダム湖の東側に建設された 6,123 m の「八田原トンネル」を経由する形にルートが変更されました。

変更前のルートには「八田原駅」(はったばら──)がありました。八田原は中畑と同じく 1963 年(昭和 38 年)に開設されましたが、数年後に八田原ダムの建設計画が持ち上がり、開設から 25 年後の 1989 年に福塩線のルート変更に伴って廃止されています。

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