2023年9月11日月曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (103) 「酒・たばこ・米・ガソリン」

 

国道 44 号を西に向かい、浜中町に入りました。トリミングしたものをウソくさく補正した上でノイズ除去もかけてみましたが、これが限界でしょうか……(汗)。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

国道 44 号は根室市と浜中町の境界で緩く右にカーブしています。大きな山が見えないのは道東らしいですね。
浜中町には JR 根室本線(花咲線)と国道 44 号、そして海沿いを道道 142 号「根室浜中釧路線」が通っていますが、どれも見事に離れています。左折すると「東廿八号」と「姉別南七線」を経由して姉別駅に向かいますが、4.6 km ほど離れているようです。
距離を示す青看板には「釧路」「別保」「厚岸」までの距離が表示されています。なぜ「別保」なんだろう……という疑問も湧きますが、別保には釧路町役場があるんですよね。「釧路市」と「釧路町」を並べるくらいなら、「釧路」と「別保」にしてしまおう……ということなんでしょう。

巨大な逆 S 字

「姉別小学校跡」の近くの十字路にやってきました(あ、だから信号があるのかな?)。左折すると道道 988 号「貰人姉別原野線」経由で姉別駅に向かう筈ですが、案内にはヘキサが描かれていません。
国道 44 号は直線の多い道ですが、一箇所だけ R = 300 m くらいの巨大な逆 S 字があります。殖民区画を 1 区画移動するためのものですが、ちょっと唐突な感も……?
おそらく、既に存在していた殖民区画に準拠した道をつなぎ合わせた結果なんでしょうけど……。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

酒・たばこ・米・ガソリン

逆 S 字を抜けてから走ること 7 分ほどで、 道道 123 号「別海厚岸線」(道道 449 号「別海浜中停車場線」と重複)が接続する交叉点にやってきました。この先 1 区画(約 545 m)ほどは、国道 44 号・道道 123 号・道道 449 号の重複区間となります。
道路情報表示板には「野生動物の飛び出しに注意願います」の文字が。確かにエゾシカが全速で横断しそうな雰囲気がありますよね……。
約 545 m ほど走って道道 123 号「別海厚岸線」(および道道 449 号「別海浜中停車場線」)が分岐する交叉点にやってきました。浜中町役場は霧多布にあり、国道と霧多布の間に JR 根室本線(花咲線)の浜中駅があります。
別の言い方をすると浜中町内の国道 44 号は、ほとんどの区間で市街地から大きく外れたところを通っています。そのため沿道のお店の数もかなり少なかったりするので注意が必要です。

ところでこちらのお店、「酒・たばこ・米」と「ガソリン」を販売しているとのこと。めちゃくちゃ強力なコンビネーションですが、あとは「塩」あたりがあれば完璧(?)でしょうか。

「穏当な補正」と「穏当な作品」

8.3 km ほどの直線区間を通り過ぎ、僅かに右にカーブした先にはパーキングが整備されていました。
このパーキングは「茶内駐車場」という名前のようですが……逆光、キツいですね……。
ということで全力でウソくさく補正してみました。当初はもっと悲惨だったんですが、さすがに放置するには忍びなく、やや穏当な方向に手直ししてようやくコレです(汗)。
国道 44 号は浜中町茶内の市街地を避けるように右にカーブしています。道東の酪農地帯では農協青年部の方による珍妙なクリエイティブな作品をちょくちょく見かけますが、こちらは「牛乳美人」とのこと。他の町の「作品」と比べると随分と穏当な感じですね……。

花咲線 vs 特急ねむろ号

茶内の市街地にほど近い交叉点にやってきました。ここでは道道 807 号「円朱別原野茶内線」と道道 506 号「茶内停車場線」が接続していて、そして久しぶりのセイコーマートが見えます。セイコーマートは厚床で見かけてから(根室厚床店)24.7 km ぶりの店舗、ということになりますね。
そしてタカナシ乳業の看板が! コンビニで売っているカップ型のコーヒー飲料とかでもタカナシ乳業が生産しているものをちょくちょく見かけますが、これまでハズレを引いた記憶が無いんですよね(どれも美味しい)。もう「タカナシ乳業」という文字を見ただけで「これは間違いないな」と思ってしまうほどで。
あとよく見ると「茶内」というバス停も見えますが、これは「くしろバス」の「特急ねむろ号」のバス停みたいです。平日は 3 往復、土曜休日は 2 往復が設定されているとのこと。

JR 根室本線(花咲線)で根室と釧路を結ぶ列車は 6 往復が設定されていて、うち 1 本が快速「はなさき」で根室と釧路の間を 2 時間 18 分で結んでいます(2017 年時点)。「くしろバス」と「根室交通」が運行する「特急ねむろ号」は根室駅と釧路駅の間を 2 時間 30~45 分ほど要しているようで(2021 年時点)、やはり自動車専用道がほとんど無いと楽ではない……ということのようですね。
浜中町に入って 20 分ほど、気がつけば釧路まで 87 km だったのが 67 km まで近づきました。この時点で 16:19 だったので、18 時までには釧路に着けそうですね(健全な旅程だ……(汗))。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事