2019年9月6日金曜日

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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (96)「道道 688 号・名寄側の終点」

 

北海道電力の「雨竜発電所」を横目に眺めながら、道道 729 号「朱鞠内風連線」を西に向かいます。名寄市と幌加内町の境界は、定番の分水嶺上にあります。
幌加内町のカントリーサインは「- 41.2 ℃」の観測史上最低気温(でしたっけ)をあしらったものです。
名寄市と幌加内町の分水嶺ということは、天塩川流域と雨竜川流域(=石狩川流域)を分かつ山脈ということになるのですが、実際に現地を通ってみるとそれほど大層な山脈には思えません。大雪山と日高山脈は北海道を東西に分断する「脊梁山脈」と呼ぶに相応しいものですが、一方で拍子抜けしそうに緩やかな分水嶺も少なくありません。
道道 729 号の分水嶺も、個人的には「比較的緩やか」な部類かなと思います(カーブも少ないですし)。「蔭の沢川」沿いに坂を下ってゆくと、ほどなく国道 275 号が見えてきます。
右カーブの先が、道道 729 号の終点……じゃなくて起点でした。そう言えば「朱鞠内風連線」でしたもんね。

もはや伝統「朱鞠内での迷走」

この日のゴールは北広島でした。ですので、左折して国道 275 号を南に向かうのが「順路」なのですが……
まぁ、こんなあからさまな前フリの後で素直に左折する筈も無く、右折して美深方面に向かいます。どう考えても逆方向ですが、朱鞠内湖周辺で迷走するのは伝統のようなものです(どんな伝統だ)。
このあたりの国道 275 号は湖畔を離れて、やや内陸?寄りを走ります。朱鞠内湖ができた後に建設された道路なので、そこそこアップダウンがありますが、北海道の道らしくカーブは少ないです。
モシリウンナイ川にかかる「子鞠内橋」が見えてきました。「子鞠内」は「こまりない」のようですが、なかなか傑作な創作橋名ですね。

母子里の十字路を西に向かい

更に北に向かって進むと、母子里の十字路が近づいてきました。直進すると美深方面、右折すると名寄方面です。ということで……
ここはもちろん左折です。この道路は……そう、前の日に遠別側の「終点」まで走破した道道 688 号「名寄遠別線」です。遠別側の「終点」まで行ったのですから、ここは名寄側の「終点」まで行くのが礼儀というものですよね(どんな礼儀だ)。
「遠別・板谷方面には通り抜けできません(道路未開通のため)」という黄色い看板が見えます。遠別はわかるとして「板谷」ってどこだろう……と思ったのですが、中川町の安平志内川沿いに「板谷」という地名が「あった」のですね……。
このあたりは、いかにも「開拓地でした」という雰囲気が良く出ていますね。

突然の通行止め

この先は、かつての「白樺駅」の近くを通って、更に進むと「蕗の台駅」の近く……あれっ?
なんと、白樺駅(跡?)の随分手前で通行止めになってしまっていました。行き止まりなのはもちろん承知の上ですが、数年前は少なくとも道道 528 号「蕗の台朱鞠内停車場線」の起点までは入ることができたので……拍子抜けしてしまいました。
ゲートの位置はこのあたりでした。もっと奥まで行く気満々だったのですが、ここで無念の U ターンです。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

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