2020年4月16日木曜日

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芸備線末端区間だけ各駅停車 (34) 「小奴可・内名」

 

新見行き 444D は道後山を出発しました。築堤の上は僅かに上り勾配のようです。


次の停車駅は「小奴可」と書いて「おぬか」と読みます。これまた変わった駅名ですよね。


道後山を出発して 0.5 km ほど緩い上り坂がありましたが、あとはずっと下り坂です。道後山駅の東にある分水嶺が、かつての西条町と東城町の境界だったようです。

小奴可駅(おぬか──)

道後山から 6 分ほどで、小奴可駅に到着です。エアコンの室外機が見えますが、この駅は簡易委託駅とのこと。つまり無人ではないということ……になりますね。


現在の小奴可駅は 1 面 1 線の単純な構造の駅ですが、かつては 2 面 3 線の「国鉄型配線」だったようです。1935 年(昭和 10 年)に国有鉄道三神線(当時)の終着駅(暫定)として開業したということもあり、機関車の付け替えなどもできる構造だったようです。


ご覧の通り、立派な駅舎も健在です。1 日平均乗車人員は「1 人」とのことですが、備後落合から乗車していたお客さん(代行バスにも乗車されていたかも。写真を撮影していた男性とは別の方)がここで下車されていました。道後山と比べると、駅周辺の人口は多そうに見えます。


別アングルからもう一枚。改札代わりのドアが見えています。


そう言えば、芸備線の駅名標は JR 西日本のコーポレートカラーのものですね。

バスも入れぬ内名駅

小奴可の次は「内名」です。これは普通に「うちな」と読めば良いようですね。


積雪は相変わらずと言ったところでしょうか。木次線は、出雲坂根と三井野原の間に雪崩の危険が大きい区間があることもあり、ある程度の積雪があるとあっさりとバス代行に切り替えている……ような雰囲気が感じられたのですが、芸備線についてはこの程度の雪では代行バスは出ないようです。


備後落合と道後山の間は、鉄道だと 6.8 km ですが国道経由だと 4.1 km なので、バス代行も余裕じゃないか……と思ったのですが、バスだと内名駅に近づけないことに気づきました(この利用状況なのでタクシー代行という手もあるかもしれませんが……)。


小奴可と東城の間には JR 芸備線と国道 314 号が通っているのですが、芸備線は成羽川(なりわ──)沿いを通るのに対し、国道 314 号は西側の狐峠・槇が峠(いずれも「峠」に「たお」とのルビがついています)を経由しています。国道が西側を通っているのは、西側のほうが住居や田畑が多いから……ですね。

芸備線は、成羽川沿いを通ることで勾配を避けることができましたが、川沿いには平地が少ないため沿線人口が伸びないという副産物にも苦しめられた……ように見えます。内名駅のあたりは多少の田畑があり、また人家と神社もありますが、いずれも川の向こう側です(橋はあるので行き来は可能)。

内名駅(うちな──)

ということで、内名駅に到着です。内名駅の開設は 1955 年(昭和 30 年)ですが、駅名標は国鉄型のもの(小奴可駅のホームにあったような形)では無いですね……。


内名は無人駅ですが、待合室を兼ねた駅舎がありました。ドアは無さそうなので、冬場はちょっと寒いかもしれません。



「ウチな」?

ところで、駅舎に何やら謎めいた掲示があったのですが……。「JR 芸備線内名駅」の下に「ご自由にお取りください」と書かれています。


そして「ウチな」と書かれた謎のイラストが。これって、もしかして……?


ちなみにこの内名駅、2016 年の「1 日平均乗車人員」はついに「0 人」になってしまったものの、2017 年には「3 人」に盛り返しています。係員が常駐する小奴可駅よりも乗車人員が多いという面白いことになっているようですね。


ホームには駅名標が二つあったのですが、どちらも国鉄タイプではありませんでした。というか、駅名標って二つ用意されるものなんですね。

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