2021年12月1日水曜日

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宗谷本線各駅停車 (15) 「歌内」

 

名寄行き 4326D は中川町に入りました。ついに「宗谷総合振興局」を脱出したことになりますね……。車窓には天塩川の河跡湖が見えていましたが……
河跡湖はクネクネと曲がっているので、あっさりと離れていってしまいました。まるでサッカー場の芝生のように見えますが、これは牧草地でしょうか……?
列車が大きな左カーブに差し掛かったあたりだったと思いますが……おや、あれは一体……
「基準点」と「水準点」という文字が読める……ような気がします。ちょいと気になったので「基準点成果等閲覧サービス」で確認してみた所、「二級水準点」を兼ねる「二級基準点」とのこと。
ちなみに、道が二手に分かれているように見えますが、左側が天塩川と旧河道を隔てる堤防に続いています。

歌内駅(W65)

右側の車窓に道道 541 号「問寒別佐久停車場線」が見えてきました。手前に踏切があったのですが、うっかり見落としてしまったようです。
4326D はゆっくりと速度を落とし、まもなく停車しようとしています。歌内のホームは進行方向右側ということですが……おっ
毎度おなじみ、2 色塗装のダルマ駅舎です。手前にコンクリートの土台が見えますが、かつてはこの上に駅舎があったということでしょうか。
「ダルマ駅舎」は、車掌車のデッキ部分を通路のように通り抜けられるようになっています(まぁホームに向かうだけなら外を歩いたほうが早そうですが)。面白いのがわざわざ砂利でスロープが作られているところですが……
理由は不明ですが、車体の下に若干の隙間があるんですよね。もちろん浮いているわけではなく、家屋で言う「基礎」に相当するコンクリートの塊があるのだと思いますが……。

ホームの高さと「基礎」の高さを合わせるのは、既存の舗装?を剥がしたり土を掘ったり戻したりで手間がかかるので避けた、と言ったところなんでしょうか。それとも湿気対策とかなんでしょうか……?

消された駅の痕跡

歌内駅においても、本場の味はやはり「サッポロビール」です。
わざわざ両者を並べて配置する必要性は無い筈なのですが、こうやって並んでないとなんか物足りない……ですよね。
「うたない」の箱型駅名票には、次の「てしおなかがわ」の位置に修正の跡があります。JR 北海道の発足後に廃止された駅があった……と考えられそうですね。
4326D は、次の「天塩中川」に向かって走り始めました。しばらくの間、道道 541 号と付かず離れずのようです。

下中川駅(廃止)

パンケナイ川沿いからやってきた道路が横断する踏切を通過しました。これは踏切の横にある制御機器あたりが入っていると思われる箱ですが、思いっきり高床式になっているのが面白いですね。
そして、この踏切のすぐ手前に、かつて「下中川駅」があったのだそうです。1955 年に「下中川仮乗降場」として設置され、4 年後に駅に昇格したと言いますから、かなり成績優秀だったと思われるのですが、2001 年に利用者僅少のため廃止されてしまいました。

Wikipedia にも「すべての施設が撤去され、現在は跡形もなくなっている」とありますが、Google ストリートビューで見てみると……


確かに……もう何もなさそうな感じですね。

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