2020年2月25日火曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

寝台特急「サンライズ出雲」乗車記 (10) 「鉄道の要衝」

 

新見駅の左側(かつて留置線?があった場所と思われます)には「ようこそ」「新見へ」という文字が並び、その手前には「おもてなし花壇」がある……というところまで前回記しましたが、実はその後ろにこんな看板?もありました。


新見市は「A 級グルメのまち」だったのですね……。

峠だわ

新見から、芸備線の起点駅である備中神代(びっちゅうこうじろ)まではしばらく西に向かって進みますが、備中神代からは再び北に向きを変えます。岡山と鳥取の県境である「谷田峠」(たんだだわ)をトンネルで抜けて、鳥取県に入ります。


鳥取県側は一面の雪景色でした。ただ、道路はちゃんと除雪されているようです。



上石見駅で運転停車

いきなりですが、「サンライズ出雲」は鳥取県に入って最初の駅で停車してしまいました。「かみいわみ」という駅のようですが……


なるほど、「上石見」ですね。「石見」と言えば島根県という印象がありますが、「石見国」と関係があるのか、それとも全く関係ないのか……?


屋根を備えたりっぱな歩道橋があります。どうやら駅舎は向かい側のホームにあるようですね(進行方向左側の部屋なもので、右側は見えないのです)。


上石見での小休止は、特急「やくも 6 号」と交換のための運転停車でした(相手も特急ですから、「サンライズ出雲」が待つのも已む無しでしょう)。3 分ほどの停車の後、出発です。



江尾(えび)駅で運転停車

30 分ほど走って、今度は「江尾」(えび)で再び運転停車です。今度は「やくも 8 号」と列車交換とのこと。


隣のホームには貨物列車が停車していました。もしかして「サンライズ出雲」のために道を譲ってくれたのかな? とも思ったのですが、さすがに違うような気もします。ホームの雪の積もり具合も結構なものですね。



いつの間にか山陰本線

列車の左側に自動車専用道路が見えてきました。国道 9 号の「米子道路」でしょうか。


JR 伯備線は岡山県の倉敷駅と鳥取県米子市の伯耆大山駅の間の路線ですが、終点にして山陰本線との接続駅の伯耆大山駅は「サンライズ出雲」の停車駅ではありません。実際、特急「やくも」も朝の岡山行きと夜の出雲市行き以外は通過なので、当然と言えば当然なのかもしれません。


ということで、「サンライズ出雲」はいつの間にか山陰本線に入っていたことになります。向こうに見える建物は「米子市民球場」のようです。

鉄道の要衝・米子

左手に見える線路の数が急に増えてきました。どうやら駅が近づいてきたようです。


よく見ると、除雪用のラッセル車の姿も。どことなく温暖なイメージのある中国地方ですが、日本海側は結構雪が降るんですよね。



妖怪のふるさとへは零番線から

米子駅に到着しました。境港に向かう「境線」が分岐する……だけの駅ではありますが、境線の後藤駅の近くに工場(後藤工場)があることもあり、古くからの鉄道の要衝……という印象があります。駅構内の広さも「さもありなん」と言った感じでしょうか。


窓ガラスが濡れていてピントを合わせるのも一苦労ですが、境線の乗り場が「0 番線」であることが辛うじて読み取れます。


境港と言えば「水木しげる」に縁のある町として有名ですが、その境港に向かう路線が「霊」に通じる「零番線」から出発するというのは(偶然でしょうが)なかなか洒落ていますよね。

ちなみにこの話、10 年以上前にも記事にした記憶があります……。

前の記事続きを読む


www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

2 件のコメント:

ねこあたま さんのコメント...

この上石見は昔祖父が駅長をしてました。ですから峠越えをするときはおもうところがあります。米子駅も昔は2・3番線のホームに駅弁・そばの販売所がありましたが、昨今の傾向で1番線に集約されてしまいました。名前を忘れましたが昔の本に、「サンライズで朝起きて、ブランチに、旦那or彼氏が米子で駅弁を用意してくれたら感動するよね」って戸川京子さんが書いておられましたが、今はできませんよね。

Bojan さんのコメント...

ねこあたま さん:

お祖父様が上石見の駅長を務められていたとは! 「やくも」の通過待ちがなければ話題にすることも無かったわけで、凄い偶然ですね。

米子と言えば駅前広場が立派な印象がありますが、そう言えば改札があるのは 0・1 番ホーム側ですよね。「サンライズ」も気がつけば既に 20 周年で、その間に失われたものも少なくないことを実感させられます。「サンライズ出雲」が米子を出発するのは 9 時過ぎなので、朝食としてはちょっと遅いですが、寝台列車ならではの贅沢ですよね。

新着記事