2021年10月25日月曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (206) 「思い出の『曲渕線』」

 

道道 121 号「稚内幌延線」を北上してこの日のゴールに向かいます。市街地まであと 15 km、随分と近くまでやってきました。
左手にバス停が見えてきました。そして上には謎の看板が……
「動物ふれ愛ランド」とあり、羊とウサギとアヒル……?のアイコンが見えます。
気になったのでググってみたのですが、「稚内市動物ふれあいランド」は「株式会社稚内振興公社」が経営する「ミニ動物園」とのこと。ノシャップに水族館はありましたが、そう言えば動物園は無かったですもんね。

思い出の「曲渕線」

宗谷バスの路線バスが見えてきました。ナンバープレートと方向幕の上のステッカーは「『バス』がんばってます!」と書いてあるのでしょうか。
この路線は国鉄天北線の廃止転換バスだったでしょうか。かつて蛭子さんがバス旅で乗車していた記憶もあるのですが、鬼志別(猿払村)と曲渕(稚内市)の間の区間が廃止されたと聞いていました。このバスも曲渕行きのように見えるのですが……

念のため、宗谷バスの Web サイトで路線の運行状況等を確認しようとしたところ、何度探しても「曲渕行き」の路線が全く見当たりません。更にググってみると、なんと「曲渕線廃止のお知らせ」が出ていました。昨年 3 月 31 日付で「曲渕線」は廃止されていたとのこと。

そう言えば、そんな話を聞いたような聞かなかったような……なんですが、国鉄天北線は転換バスの維持すら難しいフェーズに入っていたということを改めて実感させられます。バスも頑張ってみたものの、やはり限度があったということなんでしょうね。

路線バスを廃止して乗合タクシー等に転換することで、住民へのサービスレベルを維持しつつ固定コストを抑えることができるとのこと。コミュニティバスに代わる新たな流行でしょうか。

稚内名物「キリル文字」!

稚内空港の入口が見えてきました。正確には道道 121 号と稚内空港を結ぶ道道 1059 号「稚内空港線」の起点終点で、総延長 900 m の道道 1059 号を全線走破した先に空港ターミナルがあります。
道道の起点終点ですから、もちろん青看板があるのですが……
おっ! ここでついに稚内名物キリル文字が!

消えた「道立宗谷ふれあい公園」

道道 1059 号の終点である交叉点をあっさり直進して、引き続き北西に向かいます。右側には、青看板の裏側を有効活用したと思しき看板?が見えます。
看板は「道立宗谷ふれあい公園」の宣伝のようですが、色合いがショボいのはカメラの性能のせいか、それとももともと褪色が進んでいたのか……。
ストビューで確認してみたのですが


なんということでしょう~®。2018 年 5 月の時点で看板は取り払われた……というか、新しいものに交換されてしまったようです。なんかこの短い区間だけで、随分と諸行無常の響きがありますね……。

大草原の交通遮断機

交通遮断機が見えてきました。この手の遮断機は交叉点の近くにあったり、民家の近くにあるのが基本ですが、この遮断機は原野のど真ん中にあります。
ただ、上空から見るとそれなりに意味のある場所選定のようで、滑走路とその左右のランオフエリア(もっと正確な用語があると思いますが)の延長線上から僅かに離れたところにゲートが設置されています。詳細は不明ですが、根拠となる法令とかがあるのかもしれません。

白看板にもキリル文字

道道 121 号は起点で国道 238 号と接続していますが、そのすぐ手前(南側)で「ミルクロード」という名前の道路と接続しています(農道っぽい響きですが、正確なところは未確認です)。
この「ミルクロード」を左折すると、「宗谷ふれあい公園」や「稚内大沼工場」に行けるようです。「大沼バードハウス」というのは、大沼の北にある「大沼野鳥観察館」のことでしょうか。
ここは稚内ですから、もちろんキリル文字も併記されています。

Мыс Соя

道道 121 号の起点が近づいてきました。左側には「赤い男爵」の顔も見えますね。
宗谷エリア名物?(他所にもあるかも)のカントリーサイン入り青看板にも、ついにキリル文字が進出です。浜頓別は Хаматонбецу なんですね。
道道 121 号の起点を左折します。そう言えば、浜頓別のセイコマを出発してから、信号機というものをしばらく目にしていないような気が……。
「稚内市街」「声問市街」ともに修正した跡が見えますが……おっと。キリル文字がありませんね! おそらく元々漢字と英語のみで、キリル文字は入ってなかったのでしょうが……(単に「稚内」を「稚内市街」に直しただけではないかと想像)。

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