2025年8月4日月曜日

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月山と鳥海山と西津軽 (21) 「スギッチ!」

 

国道 7 号を北に向かいます。現在ではこの先に日本海東北自動車道の「遊佐比子 IC」が存在するあたりです。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

秋田土崎港まで 96 km

ちょうどこの先に「遊佐比子ゆざひこ IC」が建設されることになるのですが、2017 年当時は「新日本海フェリー」の看板が立っていました。
「秋田土崎港まで 96 km」とあります。ジャスコよりは近いということになりますね(謎のジャスコ基準)。
ちなみにこの「新日本海フェリー」の看板も、残念なことに現存しません。まぁ、この位置なので仕方がないのかもしれませんが……。

下モ山横断歩道橋

「遊佐町比子下モ山」にやってきました。つい「ひねしもやま」と読みたくなりますが、これは素直?に「ひこしもやま」で良いとのこと。
ここには「下モ山横断歩道橋」があります。「下山」ではなく「下モ山しもやま」なのが面白いなーと思っていたのですが……(参考)。
ところが、なんと 2022 年のストリートビューを見ると……


なんということでしょう~™。まさかのまさかで、歩道橋が消え失せていました。撤去されたということなんでしょうけど、そこまでくたびれた感じでも無かったので驚きですね……。

スギッチ!

国道と海の間には防砂林があり、その上には風力発電の風車が。
現在は日本海東北自動車道の「遊佐菅里ゆざすがさと IC」があるあたりにやってきました。2017 年時点では影も形もありませんが、それはそうとして……
あれっ、こんなところに「秋田へどうぞ」という謎の看板が。お隣の「にかほ市」(TDK でおなじみ)まで 23 km とのことですが、こんなところに隣県の案内が、しかも随分と小ぶりな看板が立っているというのは、ちょっと変わっていますよね。
そして左のゆるキャラは秋田県マスコット「スギッチ」ですが、なんと 2017 年 11 月 29 日に「電撃引退」してしまったとのこと。どうやら権利関係で揉めたっぽいですが、早くも引退の翌日にはその引退を惜しむ「県民の声」が寄せられていたとのこと。色々と大人の事情があったのかもしれませんが、確かに惜しまれる引退劇ですね。

「森のエリア」と「海のエリア」

道の駅「鳥海」まであと 2 km の看板が見えます。下には「森のエリア」とあるのですが、道の駅に隣接して「森のエリア」があり、「鳥海自然文化館『遊楽里』」の周辺が「海のエリア」とのこと。両者は 1 km ほどしか離れていないのですが、改めて考えてみると微妙な距離感ですね()。
このあたりは遊佐町の北部で、かつて吹浦ふくら村だったところです(羽越本線・吹浦駅の近く)。町を挙げてレジャー施設の充実に注力しているようにも感じられますが、財政面の負荷が過大になっていたりしないか、ちょっと気になるところです。

すぐ、そこ

道の駅「鳥海」の近くにやってきました。ここは国道 345 号との交点で、2025 年現在では国道 345 号が日本海東北自動車道・遊佐鳥海 IC のアクセス道路になっています。
交叉点の角には「ファミリーマート遊佐西浜店」があるのですが、2017 年の時点では「サンクス」だったんですね。2016 年にファミリーマートと経営統合し、2028 年 11 月末で全ての店舗がファミリーマートに衣替えしたとのこと。歴史を感じますね……。

「熱い」ガソスタ

さて、突然ですがガソスタにピットインしました。
この日はスタート時点で燃料が残り 40 % ほどで、480 km ほど走る予定であることを考えるとどう考えても燃料が足りないので、ここで満タンにしてしまおう……という計算です。
なかなか「熱い」ガソスタでしたが、しっかりと満タンにしてもらって再スタートです。ただ、ここでちょいとミスをやらかしてしまい(私が)、少し後にちょっとした騒動?に……。

石原莞爾将軍 墓所

国道 345 号との分岐を直進すると、前方に歩道橋が見えてきました。
よく見ると左側には「石原莞爾将軍 墓所」という案内が。
石原莞爾は戦後、既に健康状態を害していたこともあってか戦犯として訴追されることはありませんでしたが、大日本帝國の大陸「進出」を画策した首謀者の一人だったと考えられます。

ただ、常軌を逸したレベルで戦線を拡大して、兵士や占領国の国民に多くの餓死者を出したような「無能な参謀」とは一線を画していた印象があるのも確かで、それ故に「ほぼ戦争犯罪人」としては異例の厚遇を受けている……ということかもしれません。

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