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子吉川を渡ります。前郷(旧・由利町)の市街地は川の東側にあるので、最初から川の東側を通っておけば良かったのに……と思ったのですが、本荘の市街地(駅や城趾など)が川の西側にあるため、国道 108 号(と由利高原鉄道「鳥海山ろく線」)は川の西側スタートだったようです。
右側に「TDK」のロゴマークがついた工場らしき建物が見えてきました。TDK と言えば「にかほ市」ですが、本荘にも関連会社の工場があるんですね(まぁお隣ですし)。
横荘鉄道の謎
何故国道 108 号(=矢島街道)沿いに「本荘 IC」を設けなかったのだろう……と思ったのですが、すぐ隣を国道 107 号(=本荘街道)が通っていて、本荘 IC は国道 107 号に接続していたというオチでした。国道 107 号は岩手県大船渡市から秋田県横手市を経由して由利本荘市に至る路線とのこと。かつて「
結局、老方から前郷までは開通すること無く、横荘鉄道は羽後交通横荘線となった後の 1971(昭和 46)年に廃止されてしまいます。一方で「西線」は 1937(昭和 12)年に国有化され、1938(昭和 13)年には前郷から矢島まで延長されて「国鉄矢島線」となり、現在は由利高原鉄道「鳥海山ろく線」となっています。
地図を見ると謎が湧いてくるのですが、前郷駅は子吉川沿い(国道 108 号沿い)にあり、接続先となる筈だった老方駅(由利本荘市、旧・由利郡東由利町)は石沢川沿い(子吉川支流・国道 107 号沿い)にあります。前郷を経由するためには、余計な峠越えが増えることになってしまいます。
Wikipedia の「羽後交通横荘線」の記事には次のようにあります。
当初、横手 - 本荘間は現在の国道107号に沿った形で直線的に結ぶ計画[注釈 1]だったが、浅舞・沼館・大森などを通るS字ルートに変更され、その先も玉米(老方)・下郷・石沢・滝沢・鮎川・小吉を経由して本荘に至るルートへと変更された[4]。
(Wikipedia 日本語版「羽後交通横荘線」より引用)
老方・下郷・石沢はいずれも石沢川沿いのルートで、現在の国道 107 号沿いです。前郷から石沢に向かうには 2 km 級のトンネルが必要になりそうなのですが、どういう計画だったのでしょう……? 鮎川と前郷の間を盲腸線として分岐させるのが現実的な解だと思われるのですが……。フレッシュグリーン
「鳥海山唯一の温泉」にして「飛び込み入浴可」という看板が立っていました。本当に飛び込み台があったら笑えるのですが……。この「飛び込み入浴可」は、ストリートビューによると 2012 年 10 月以降に設置され、2018 年 7 月までに撤去されたようです。
国道 107 号に入りました(ずーっと先にに日本海東北道の橋が見えていますね)。右側にセブイレがあるようですが……
よく見ると、なんか普通のセブイレとは佇まいが異なります。
「FRESH GREEN」という文字が見えていて、セブイレはテナントのようにも見えます。ナチュラルローソンの
野菜の直売所・食堂とコンビニを合わせることで、コンビニ目当てに立ち寄った客を捕まえることができます。かなり優れたアイデアなんじゃないでしょうか。
永遠のライバル?
「フレッシュグリーン」のすぐ先には「薬王堂」がありました。今まであまり気にしたことが無かったのですが、薬王堂の本社は岩手県盛岡市にあり、東北六県と茨城県・栃木県に店舗があるみたいです。秋田県道 49 号「本荘大内線」との交叉点が近づいてきました。青看板がびみょうにコンパクトサイズですが、市街地仕様とかなんでしょうか……?
建機のレンタルを行っている「カナモト」の営業所がありました。「カナモト」は札幌に本社があるとのこと。道内で建機のレンタルと言えば「共成レンテム」もメジャーな印象がありますが、「共成レンテム」は 1963(昭和 38)年に帯広で設立された会社で、「カナモト」は 1964(昭和 39)年に室蘭で設立されたとのこと。半世紀にわたってずっとライバル同士だったみたいですね。
こんなところにも「もしもしピット」が
日本海東北道・本荘 IC は橋の下を抜けた先にあります。IC の交叉点へは橋の下を抜けてから 300 m ほど直進するのですが……
なんと、町中にも「もしもしピット」が! 秋田県「もしもしピット」大好き説が確証に変わった瞬間でしょうか。
交叉点を右折して「本荘 IC」に向かいます。
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