2019年6月4日火曜日

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羽幌沿海フェリー「おろろん 2」乗船記(羽幌 FT 下船編)

 

フェリー「おろろん 2」は間もなく羽幌港に入港しようかというところです。右舷前方に羽幌の市街地が見えてきました。

土砂混じりの海水?

海を眺めていて気づいたのですが、一部だけ水が土混じりの色をしています。大雨が降った後なんかだと、川が洗い流した土砂がそのまま海に流れ込んで、一部だけ水が泥まみれになっていることがありますが、雨って降りましたっけ……?
羽幌の東は天塩山地が広がっているので、雲が山にぶつかったりとか、あるいは積乱雲が発達しやすかったりとかで、島よりも雨が降りやすかったりするのかもしれませんが……。
防波堤の内と外では、明らかに内側のほうが土砂混じりっぽい感じですね。羽幌港は羽幌川の旧河川の河口部にありますが、羽幌川の上流から流れてくる土砂混じりの水は防波堤の外で海に流れ込んでいる筈なので……ちょっと不思議です。港の中の水が澱んでいたりするのでしょうか……。
防波堤が T 字型になっていて、外からの水と港の水の仕切りになっているようです。このアングルで見ると外洋側が土砂混じりのように見えますので、となると羽幌川(新川)から流れ込んだ土砂が沿岸流に乗って港のほうに入り込もうとしている、と言ったところでしょうか。この T 字型の防波堤も、思った以上にいい仕事をしているということが理解できました。

羽幌港に到着

羽幌港フェリーターミナルが見えてきました。もう土砂混じりの水もほぼ見えなくなりましたね。
右舷の、ちょっと離れた位置にフェリーターミナルの建物が見えます。羽幌フェリーターミナルでは左舷接岸なので、これから「おろろん 2」はクルっと向きを変えることになるでしょうか。
「おろろん 2」がくるーりと船体の向きを変えます。

さすがは繁忙期

フェリー「おろろん 2」は、ほぼ定刻通りに羽幌港に到着しました。あれほど混んでいた二等船室(ブラウン管テレビとダイキンのエアコンあり)も、ガランとしています。
「おろろん 2」から下船しました。3 甲板からスロープで下船していますが(右側)、この日は 2 甲板からも下船できるようになっていました(左側)。2 甲板の出口は業務用かと思っていたのですが、必ずしもそういうわけでも無いのですね。

「おろろん 2」vs「さんらいなぁ 2」

フェリー「おろろん 2」の船体には満面の笑みを浮かべた夕陽?のイラストが描かれていますが、よく見たらピースサインなんですよね。
同様のイラストは高速船「さんらいなぁ 2」にも描かれていますが、こっちは普通に手を振っているようにも見えます。
つまり、「おろろん 2」と「さんらいなぁ 2」がじゃんけんをしたら、「おろろん 2」が勝利する、ということになります(何故じゃんけんの話に)。速度では圧倒的に上回るものの、最終的にじゃんけんで敗れるあたり、「ウサギとカメ」の寓話を彷彿とさせますね(何の話だ)。

「観音崎らいな号」

フェリーターミナルの外には、フェリーターミナルと沿岸バスのバスターミナルを結ぶ連絡バスがスタンバイしていました。このバスにも「観音崎らいな」嬢のイラストがラッピングされています。こんなバスが……実在するんですねぇ。
車の横には「観音崎らいな号」の文字も。フォントもなかなか洒落たものを使っています。
さぁ、ではぼちぼち駐車場に一晩寝かせた車の元に戻りましょう!
それでは、引き続き「夏の焼尻・天売・道北の旅 2015」をお楽しみ下さい。

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