2019年6月17日月曜日

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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (50)「沿岸バス御利用のお客さまへ」

 

国鉄羽幌線の「金駒内陸橋(跡)」から、もう少し国道 232 号を北上します。国道はしばらく海沿いを走っていましたが、金駒内(きんこまない)から北は段丘の上を通ることになります。ということで、この先は上り坂です。
車によっては上り坂で速度が出ないものもあるため、別途登坂車線などが用意されるのですが、ここはどうやら工事中だったようです(2015 年時点)。
さすがにもう工事は終わっていると思いますが、Google Earth の航空写真も工事中のままですね。


段丘の上にたどり着いたので、登坂車線はここまで(の予定)です。左手に天文台のような建物が見えますが、サイロ……なんでしょうね。実際に天文台のすぐ近くに来ているだけに、ネタ的においしい(死語?)デザインです。

逆光の向こうの「しょさんべつ温泉」

更に直進して、防風林(だと思う)の間を進むと、前方に交叉点が見えてきました。
この日のゴール「しょさんべつ温泉 岬の湯」の案内が見えてきました。ということで、ここを左折します。
西に向かう道路は思いっきり逆光でした。8 月の 17 時前ですから、僅かに北偏した西行きの道は、正面から日光が差し込むことになります。
正面に「しょさんべつ温泉 岬の湯」の建物が見えてきました。2 階建てのかなり大きな建物です。

この佇まいはどこかで見た佇まい

入り口近くの良さそうな場所に駐車することができました。それはそうとこの佇まい、天塩町の「てしお温泉 夕映」と似てませんか……? どちらも海沿いで夕陽を望むロケーションという点が共通していますが、他にも建物の規模感とか、なんか似た感じがします。
車を駐車した時点で 16:56 でした。焼尻でふらっと早い便に乗り換えたので早着の可能性もあったのですが、築別炭砿をグルっと見て回ったのでちょうど良い時間になりました。

「岬センター」バス停

「しょさんべつ温泉 岬の湯」の前には沿岸バスの「岬センター」バス停があります。国道からは 650 m ほど離れていますが、路線バスはわざわざ国道から来てくれるんですね。
バスの本数は一日 11 往復(2015 年時点)で、南行きは最終便を除き留萌十字街行きです。北行きは豊富行きが 6 本、手前の幌延止まりが 2 本、そして「初山別北原野」行きが 3 本とのこと。
初山別北原野というネーミングはインパクト抜群ですが、実際には豊岬集落の国道側で、あまり原野感はありません。

沿岸バス御利用のお客さまへ

そして、時刻表の下にはしれっと重大な情報が記載してありました。
「岬センター」バス停は国道から離れているため、バスはわざわざ国道を離れて立ち寄るルートを取っています。ただ、わざわざ遠回りしたにもかかわらず乗降客ゼロというケースがあり、時間と燃料の無駄になっていたようでした。そのため、現在は事前に乗車の意思をバス会社に伝えない限り、バスは立ち寄らずにスルーするという運用になりました(沿岸バス株式会社 よくある質問)。つまり、フロントの人に話をしておかない限り、もうバスが来ることは無い、ということのようです。

ちなみに、この「デマンド運行」ですが、ここ「岬センター」と「てしお温泉夕映」で実施しているとのこと。うわ、こんなところまで似ていたとは……。

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