2022年1月21日金曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (212) 「稚内恵比須簡易郵便局」

 

Day 7 の朝を迎えました(と言ってももう 10 時を回っていますが)。ANA クラウンプラザホテル稚内のロビーには「INFORMATION」というパネルがあり、日付や当日と翌日の天気、最高・最低気温などが案内されていました。
ネット全盛の昨今、この手の情報は探せばすぐに得られますが、意外と能動的に調べようとはしないもので、このようにまとめられているのは助かります。日の出が早いのは当然として、日の入りが 18:48 というのはちょっと驚きですね……。あと端のほうには「大沼の白鳥飛来数」という情報も。
この情報は……。誰がどうやって数えているのでしょう?

毎度おなじみ「北防波堤ドーム」

二日ぶりに自車に戻ってきました。このホテルの建物は独特な形をしていて、また周りが港と埋立地で視界を遮る建物が少ないので、遠くからでもわかりやすいですよね。
Day 7 は生憎の雨ですが、ほどほどに暖かいのが救いでしょうか。
それでは、そろそろ出発しましょう。
ホテルの駐車場を出発して 1 分ほどで最初の目的地に到着しました(歩けばいいのに)。ホテルの北隣に見えている、毎度おなじみ「北防波堤ドーム」です。
かつて「南樺太」が日本領だった頃、稚内と大泊(樺太)の間を結ぶ「稚泊連絡船」が運航されていました。この「北防波堤ドーム」は稚泊連絡船への連絡通路と防波堤を兼ねるというユニークでかつ美しい建造物ですが、「稚泊連絡船」が消滅した後も防波堤としての役割を果たし続けています。
ところで、これまでも何度か訪れた筈の北防波堤ドームですが、こんなところに名前が入っていたんですね……。文字は割と綺麗に見えますが、上のコンクリートが少し欠けてしまっていますね。このプレートは完成当初からあったものなのか、それとも後に追加したものなのか……?

「宗谷バス」のある風景

車に戻り、小雨の稚内市内をのんびり走ります(この日はフェリーに間に合えば問題ないので、いつも以上に時間にゆとりがあります)。
道道 254 号「抜海港線」を北に向かいます。山と海の間の平地に建物が密集する、いかにも稚内らしい町並みですね。
「稚内らしい」と言えば、稚内の市街地では「宗谷バス」のバスも良く見かけます。「潮見 5 丁目」と言えば国道 238 号が国道 40 号と合流するあたりで、港湾部の東端のあたりですね。ノシャップ岬のあたりまではそこそこバスが走ってそうな感じです。

稚内恵比須簡易郵便局(閉鎖)

気がつけば前方にも宗谷バスの路線バスが。右側に簡易郵便局の建物が見えますが、どうやら現在は看板を下ろしてしまったようです。この建物が「稚内恵比須簡易郵便局」だったようで、2019 年 2 月に「一時閉鎖」のリリースが出ていました。
2019 年 8 月に撮影された Google ストリートビューではこんな風になっていました。もう簡易郵便局としての営業は無さそうな感じですが、ポストは存置されているんですね。

「ノシャップ」バス停

前方を走る路線バスですが、突如左折してしまいました。どうやらここが「ノシャップ」のバス停のようで、多くのバスがここで転回するみたいですね。
同じく 3 年後のストリートビューと比べてみると、歩道の敷石がアスファルト舗装に変わっていました。やはり毎日バスが敷石の上を通るのは強度の面で問題があったのか、あるいは滑りやすいなどの問題があったのか……?

稚内ノシャップ簡易郵便局

「ノシャップ 2 丁目」の交叉点にやってきました。観光客視点だと「ノシャップ」
は岬の名前であり、観光地の名前という印象なので「2 丁目」は珍妙な感じがしてしまいますが、このあたりの「ノシャップ」は「恵比須」とか「潮見」と同じく地名であり住所なんですよね。
Google マップでは、この交叉点の近くに「稚内ノシャップ簡易郵便局」があるとされています。先程の簡易郵便局(稚内恵比須簡易郵便局)と近すぎるなぁと思ったのですが、どうやら 2021/5/6 に「移転・改称」という形で「営業再開」となったようです。

ノシャップ岬の近くに移転したのは、旅行貯金のお客さん目当てだったりは……しないですよね流石に。

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