2025年7月2日水曜日

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月山と鳥海山と西津軽 (4) 「フルスペックな『寒河江 SA』」

 

最上川を渡って 0.8 km ほど走ったところで寒河江市に入りました。カントリーサインは「さくらんぼ」のようです。
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

謎の「ETC 出口」看板

このあたりの山形自動車道は「暫定 2 車線」でしたが、寒河江 IC の手前からは「完成 4 車線」です(まぁそのうち「暫定 2 車線」に戻るんでしょうけど)。前方を走っていたタンクローリーはささっと追い越しましたが、すぐさま「つくば」ナンバーの LEXUS にあっさりとぶち抜かれてしまいました。
寒河江 IC と、スマート IC のある寒河江 SA の間は 2.9 km しか離れていません。この看板を見る限り、寒河江 SA は「なんでもござれ」のフルスペック SA っぽいですね。
先程の看板からすぐのところに「寒河江 SA」「ETC 出口」と書かれた看板がありました。距離も書いていませんし、「ETC 出口」の文字の下にあるのは電光掲示板でしょうか?
……と思ったのですが、2023 年 6 月時点ではこんな看板に置き換えられていました。


公団ゴシックの看板がまた一つ失われたというのは人類にとって大きな損失ですが、この看板、「寒河江 SA には ETC 出口(スマート IC)があるよ」という以外の情報が何もありません。

ここでようやく気づいたのですが、「ETC 出口」の下には営業時間が記されていたんでしょうね。Wikipedia で確かめたところ、2014 年 6 月まで、22 時から翌朝 6 時までは利用できなかったとのこと。

2.9 km しか離れてないのに

山形自動車道はこの先、西川町の「月山 IC」から「月山道路」を経由して、日本海側の鶴岡市・酒田市に出ることができます。
寒河江 SA まであと 1 km となりました。前回同様、僅かに離れたところに「ETC 出口」の看板もあります。
IC と SIC の間が 2.9 km しか離れていないというのは如何なものか……と思ったりもしたのですが(昨日の記事参照)、そんな感想を見透かしたかのように「朝日町・大江町へは寒河江 SA スマート IC が便利です」との横断幕が。
改めて地図を確かめてみたのですが、確かにその通りで、むしろ山形自動車道が国道 287 号を完全にスルーしていることが「ちょっとどうなの」と思えてきました。JR 左沢あてらざわ線・柴橋駅の近くに「寒河江大江 IC」があっても良かったかも……。

500 m 手前の看板の傍には「ETC カードは挿入していますか?」との横断幕も。世話好きのおばあちゃんみたいな……?
またしても「ETC 出口」の看板ですが、営業時間を隠すだけならもっと目立たない色にしておけば良かったのに……。

ついうっかり

「フルスペック」感がもの凄い寒河江 SA は、山形自動車道で唯一のサービスエリアとのこと。もちろん EV の充電器もありますし、路線バスのバス停もあります。
そんな寒河江 SA の引力に軌道を曲げられた……というわけではありませんが、つい SA に向かってしまい……
「チェリークアパーク」推しがもの凄いですが、これは「最上川ふるさと総合公園」の別名とのこと。ここはハイウェイオアシスで、ヒストリックカーのミーティングなども定期的に開催されているみたいです。
(左側で Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用)

何故か自動車学校

寒河江 SA は上下線の SA が一体化した、ETC 時代の SA です。「チェリークアパーク」の「クア」はドイツ語の「クアハウス」を連想させますが、「最上川ふるさと総合公園」の Web サイトには温泉を想起させる記述は見当たりません(公園の西隣に温泉保養施設やホテルがあるみたいです)。


面白いのが最上川ふるさと総合公園のパークゴルフ場のすぐ南側に「寒河江自動車学校」があるところでしょうか。これは「元々自動車学校があったところに『ハイウェイオアシス』を作っちゃったんだな」と思ったのですが、過去の航空写真で確かめたところ、どうやら逆だったようで……。

温泉保養施設の近くに病院を設置するというのは何となく理解できるのですが、何故自動車学校が……? あ、送迎バスの有効活用とかでしょうか?

広々とした駐車場が印象的な 寒河江 SA ですが、ちゃんとガソリンスタンドもあります。「月山道路」で峠越えする前にちゃんと給油しましょう……ということですね。
ちょいと車を停めてトイレ休憩です。峠越えの前にガソリン補給も重要ですが、トイレもそれと同じくらい重要なので……。

涙の暫定 2 車線

本線に戻る「加速車線」は上り勾配になっています。加速力に余裕のない車にとっては地獄のような設計ですが、上り線(東行き)のランプウェイとの立体交叉が控えているため、坂を駆け上がるしか無かったということなのでしょうね。
本線とランプウェイの上下を逆にすれば良かったのでしょうけど、地形を考えるとそれも厳しかったということでしょうか。

寒河江 SA の先で、寒河江 IC から続いていた「完成 4 車線」区間は無事?終了です……。山形自動車道先生の次回作にごk
【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:周辺部の拡張(別途記載)

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