元の写真はディストーション(歪み)が酷く、正直気持ち悪かったので
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「八甲田丸」の船内に入りました。これは……りんご売り、ですよね。きっと誰かがふざけてりんご売りの真似をしているだけなのでしょうか。
元青函連絡船一等航海士
「りんご売り」の左(船首側かな?)には……ややがらんとした感もありますが(言い方を変えると「広い」)、ちょこちょこと展示がありますね。謎に広いのは団体客向けの配慮でしょうか。やはり気になるのがこのシンボルマークですが、下には「寄贈者 高橋 紀男 氏」とあり、「青函連絡船シンボルマーク原案者」と書かれている……ように見えます。
そしてお名前の横には肩書も書かれているのですが、なんと「元青函連絡船一等航海士」とあります。えっ、プロのデザインじゃ無い!? もちろんプロの手によって手直し……というか書き直されているのでしょうけど、あの渋い「JNR」のロゴから僅か 19 年後のデザインとは思えない……。
客貨船一般配置図
色々と驚きを隠せないシンボルマークの隣には「船内探検コース」と書かれたパーティション(衝立)が置かれています。「船内探検コース」の文字は A4 の用紙を 4 枚合わせた手作り感のあるものですが、その下の「客貨船一般配置図」は……手書きっぽいですね。昔は「プリンタ」とは別に「プロッタ」というものがあり、図面を書いてくれたものですが、プロッタ、今もあるんでしょうか?
あと「貨客船」ではなく「客貨船」というのも面白いですね。船にとっては「旅客」も「貨物」のどちらも大切にすべき「お客様」ですが、人を優先した……ということでしょうか。
デスティネーションキャンペーン・キャンペーン
この「船内探検コース」は見てのまんまで、実際に船内を歩いて回ることができるというものです。ある意味「八甲田丸」の真骨頂とも言える展示でしょうか。よく見ると、「八甲田丸船内探検ツアー」の下には小さく「DC キャンペーン」の文字が。ピクセル等倍でトリミングしたものなので、まるで「収差とは」というサンプルのようなものに……(これ、手ブレじゃなくて収差ですよね?)
実は「DC」自体が「デスティネーションキャンペーン」を意味するらしいので、「DC キャンペーン」というのは屋上に屋を架すネーミングということになりそうですね。「北海道新幹線」の(一部)開業は 2016 年なので、それに相乗りしたキャンペーンだったと思われるのですが、……つまり前年のネタをそのまま残したということ?(汗)
船内を隈無く探検!
「船内探検コース」の衝立の先にはドアがありますが、ロープが張られていて「入ってはいけません」状態のように見えます。STAFF ONLY なのでしょうか?どうやらメインディッシュは「連絡船記念館入口」と書かれた階段の上のようです。
赤い絨毯が敷かれた階段を登ると……
開放状態の防火扉の上に船内の案内図が張られているのですが……
よく見ると右上に「見学の順番は 2 階(入口)→ 3 階 → 4 階 → 1 階 → B1 階 → 1 階 → 2 階(出口)です」とあります(!)。「船の構造上わかりづらくなっておりますのでお気をつけ下さい」というのは思わずニンマリしてしまいますが……
要はこれって「八甲田丸」の全 5 階層を見学できるということ……!(すげぇ) 「運輸省港湾文化交流施設認証第 1 号」は伊達じゃなかった……!
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