2018年10月17日水曜日

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春の東北小旅行 2015 (97)「仙台東部道路をゆく」

 

仙台東部道路の仙台東 IC から仙台若林 JCT に向かう途中に、こんな案内板があります。
ご覧の通り、常磐道の南相馬 IC から広野 IC の間の放射線量が表示されています。これはもちろん例の原発事故の結果で設置されたものですが、0.2 μSv/h というのは相当低い値ですね。なぜか手元にガイガーカウンターがあるのですが(汗)、自室の線量を確認したところ 0.12~0.20 μSv/h でした。

一般的に、西日本のほうが東日本よりも若干線量が高い傾向にあるのですが(花崗岩が多いからでしたっけ)、西日本での平均的な線量レベルまで戻っているところもあるのですね。

仙台南部道路の話

線量の話から仙台の話に戻ります……ということで、仙台若林 JCT が近づいてきました。
仙台は、街の西側を東北自動車道、東側を仙台東部道路(三陸道と常磐道に直結)が通っていて、また東北道と仙台東部道路を結ぶ道路として「仙台南部道路」(かつての「仙台南道路」)と「仙台北部道路」があり、巨大なループを形成しています。仙台北部道路が若干北に寄りすぎている感もありますが、なかなか理想的な道路網が形成できているのではないでしょうか……?
「仙台南部道路」はここ「仙台若林 JCT」と、東北道の「仙台南 IC」の間をほぼ最短距離で結んでいます。高速道路ナンバリングにも対応していますが、もともとはふつーのバイパス道路として建設されたからか、高速道路と考えると少々物足りないところのある道路でもあります。ただ途中の長町 IC から北上すると広瀬川沿いに仙台の中心部に入れるなど便利な道路なので、結構車の量は多いんですよね。

名取川橋

そんな「仙台南部道路」が分岐する「仙台若林 JCT」を直進して、更に南に向かいます。只今の気温は 17 ℃ とのこと。過ごしやすい気温ですね(他に言うことは無いのか)。
仙台市若林区と名取市の間は、名取川が境界となっています。小型のカントリーサインはなにかの花のように見えますが……。
仙台東部道路の「名取川橋」は中央分離帯部分に巨大なアーチが一つある構造です。最近良く見かける構造のものですが、左右の車線を覆う形でアーチを組むよりはこの構造のほうが無駄が少ない、ということなんでしょうか。
仙台東部道路は走りやすくて好きな道なんですが、推せる理由のひとつがこちらです。そう、100 km/h まで出せるんですよね。そして全体的に曇ってるなーと思っていたのですが、この先の山元から浪江の間が「キリ走行注意」とのこと。うーむ。

仙台空港鉄道

名取 IC を過ぎると、前方に高架橋が見えてきます。
この高架橋は「仙台空港鉄道仙台空港線」の線路のものでした。仙台空港鉄道の開通が 2002 年で、仙台東道路の仙台東 IC から仙台空港 IC までが開通したのは 1994 年とのこと。どっちが新しいのだろう……と思ったのですが、やはり鉄道のほうが新しかったようです。
このあたりの仙台東部道路沿いは今でも田んぼが広がっていますが、仙台空港鉄道の南側は宅地や商業地が造成され、田んぼが市街地に生まれ変わったようです。仙台駅まで電車で一本、というのはやはり魅力的なんでしょうね。

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