2020年9月8日火曜日

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (68) 「蟠渓の線路跡」

 

国道 453 号に入って大滝方面に向かいます。このあたりは中学校・小学校・保育所があるので、「通学路」マークは必須ですね。
右側にはバス停の待合室がありました(下久保内停留所)。なるべく屋根の上に雪が積もらないように……ということで傾きを急にしているように見受けられますが、雪が本気を出したら積もりそうな気も……。

レルコマベツ川の「レルコマ橋」

壮瞥町久保内にやってきました。実はここまで、国道 453 号と道道 2 号「洞爺湖登別線」の重複区間だったのですが、道道 2 号とはここでお別れです。
そのまま直進して東に向かい、レルコマベツ川を渡ります。
レルコマベツ川」に架かる橋の名前は「レルコマ橋」です。かなりそのまんまですね……。

たぶんバイパス建設中

壮瞥町上久保内を過ぎると、地形が段々と渓谷っぽく変わってきます。山と川の間の空きスペースを縫うように走ることになるので、少しずつカーブが増えてきます。
カーブが増えて前方の見通しも悪くなるので、この先はしばらく追い越し禁止・はみ出し禁止です。
完全にシャッターチャンスを逃した感がもの凄いのですが、国道 453 号は「蟠渓橋」で長流川を渡って、川の東側にある壮瞥町蟠渓に向かいます(蟠渓温泉のあるところです)。
橋を渡った先は T 字路になっています。国道 453 号は左折なのですが、右折した場合の案内が消されているのは何故なのでしょう……(どうやら右折した先も国道 453 号として整備するみたいで、工事の関係で一時的に消したようにも思えます)。

蟠渓駅前バス停

T 字路を左折して、国道 453 号を北に向かいます。バス停が見えますが……
このあたりに、かつて国鉄胆振線の「蟠渓駅」がありました。そんなこともあってか、バス停の名前は今も「蟠渓駅前」のようです。

胆振線跡

長流川を渡って川の東側にやってきた国道 453 号ですが、あっさり川の西側に戻ります。この橋はかなり新しそうですし、これはもしや……
路面に変なうねりや凸凹も無く、カーブの R はほぼ一定……はい、この区間は国鉄胆振線の跡がそっくり国道のバイパスに転用されたみたいです。線路跡の道路ってカーブも勾配も緩いので、すんごく快適なんですよね。
右側に「久保内ダム」がある……のですが、残念ながら全く画角には入ってませんでした。線路跡を流用しているのは、この右カーブまででしょうか。

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2 件のコメント:

ねこあたま さんのコメント...

だいたい、この20年鉄道がなくなるところはバスも無くなって
狐狸や熊の住処になっていく感じがあります。
(「人」で、入ってくるのは太陽光発電か、水源地荒らしの外国人ぐらいなもので
あれは、人の皮をかぶった妖と思う時がありますわ)

Bojan さんのコメント...

ねこあたま さん:

「水源地荒らしの外国人」というのは実際に見たことが無い(都市伝説的な存在である可能性が高いと考えています)のでコメントを控えますが、他はおおよそ同感です。道内では今のところ国道が放棄されるような事態にはなっていないとの認識ですが、改良などで国道から外れた時点で「棄てられた道」となり、やがて人の往来も絶えるのでしょうね。

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