2025年4月23日水曜日

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南海フェリー「フェリーかつらぎ」乗船記(太陽光発電編)

 

「フェリーかつらぎ」は和歌山港を出港しました。和歌山マリーナシティの近くにある変電所の鉄塔が見えていますね。
やや右の方に三つの建造物が並んでいますが、あれは海南市青石鼻にある「和歌山石油精製貯油基地」でしょうか。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 7 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

太陽光発電パネル屋根

出港から 1 時間ほどが経過しました(早っ)。「フェリーかつらぎ」の船内はひと通り見て回ったつもりだったのですが、一つ見落としがありました。2 甲板の後方にある「喫煙場所」の上が「太陽光発電パネル屋根」になっているらしいのですね。
ということで、左舷側の階段で 3 甲板に上がってみることにしました。
「お願い 海へごみをすてないでください」との看板が。当たり前の話なんですが、「まぁ大した問題にはならないだろう」と思ってしまうんですかね……。
3 甲板のオープンデッキの後ろにある「太陽光発電パネル屋根」の前にやってきました。風力発電用のタービンを備え付けているフェリーもありますが、太陽光発電だと空気抵抗も少ないのがいいですよね。

お客様第一で安全快適な海上輸送

屋根の上に太陽光発電パネルが所狭しと並んでいます。
パネルで太陽光発電の詳細な説明がなされていました。メガソーラーについては「景観を徹底的に破壊する」という批判もありますが、光を当てるだけで静かに(ここ重要)発電してくれるというのは凄いですよね。
太陽電池が発電した電気(直流)は、インバーターか何かで交流に変換して客室の照明に回す……ということですね。電力を浮かせることでディーゼルエンジンが発電機を回す頻度が下がるのだと思われますが、燃費がどの程度改善されるのか、ちょっと興味が湧いてきました(微々たるものだろうと思いつつ、意外と効果があったりしたら面白い)。
あと、この「お客さま第一で安全快適な海上輸送を提供します」という所信表明?は凄いですよね。「言うだけならタダ」というと身も蓋もないですが、敢えて言ってのけるところは素晴らしいのではないかと。

右側に……見える!

3 甲板の上にある「展望デッキ」を再訪しました。右舷側に先客の姿が見えますが……。
実は、右舷側に……見えているのです!(何が
「淡路島」と「大毛島」(鳴門市)を結ぶ「大鳴門橋」が!
例によって随分とぼんやりした写真になってしまったので、無理やり補正をかけてみました。もはや写真とは異なる何かになっていますが……。
あと、車輌甲板に入った時から気になっていたんですが、「フェリーかつらぎ」のファンネルは右側にあるのですね(一般的には左右の真ん中にあることが多いのですが)。
これは車輌甲板を広く取るために敢えてオフセットさせているのだと思いますが、おそらく他社のフェリーでも似たような構造になっているケースがあると思われるので、次からは気をつけて観察したいです。

阿波おどりガチ勢

気がつけば和歌山港を出港してから 1 時間 50 分ほどが経過していました。南海フェリーの第 6 便は 2 時間 15 分で和歌山と徳島の間を結んでいるので、あと 25 分で徳島に到着……ということになりますね。
下船のタイミングが少しずつ近づいていますが、下船口の近くでこんなものを見かけました。徳島といえば「阿波おどり」ですが、和歌山の住民にも魔の手が伸びて声をかけていたのですね。
しかもよく見ると隣には「応募箱」まで用意されていました。阿波おどりガチ勢、凄い……!

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