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「西大手」交叉点を右折して、国道 25 号(と国道 163 号の重複区間)を東に向かいます。
伊賀上野城の南東、伊賀鉄道・上野市駅の近くにやってきました。駅のすぐ近くの筈ですが、駅前広場が線路の南側にあるので、駅前っぽい雰囲気は皆無です。
左手に「北伊勢上野信用金庫」という看板が見えますが……
現在はなんと「半日型リハビリデイサービス」の建物になっています。銀行(信用金庫)そのものは現存するので、支店の統廃合があった……ということでしょうか?
なお、この建物のちょい手前に「芭蕉翁生家」があるとのこと。「ギャグマンガ日和」の「麻雀」の回は傑作でしたよね……(芭蕉関係ない)
いきなりミスコース
そのまま直進すると、前方に「クスリのアオキ」が見えてきました。更に直進すると、前方に交叉点が見えてきたのですが……あれ?
国道 25 号を進んでいるつもりが、いつの間にか国道 163 号の単独区間に入ってしまっていました(不覚!)。ということで、青看板の案内の通りに左折して、国道 25 号に戻ってきました。
国破れてサンガリア
国道 25 号「大和街道」で亀山方面に向かいます。右折すると名阪国道・壬生野 IC で、左折すると県道 49 号「甲南阿山伊賀線」で新名神の甲南 PA に出られるとのこと。そのまま国道 25 号を直進すると……あっ、あれは!
言わずとしれた(?)「サンガリア」の看板です。「イチ・ニィ・サンガリア♪」の CM が有名でしたが、あれって今も流れてるのでしょうか……?
「サンガリア」の社名が「国破れて山河在り」から来ている……というのも、有名な話ですよね。国道沿いにあるのは「伊賀物流センター」ですが、https://www.sangaria.co.jp/com/com-jigyosyo.html によると三重県伊賀市に「伊賀工場」「上野工場」「柘植工場」「壬生野工場」「一之宮工場」があるとのこと(!)。企業城下町……じゃないですか……。
国道の威厳(とは)
県道 4 号「草津伊賀線」との交叉点が見えてきました。県道 4 号は名阪国道・上柘植 IC に接続していて、JR 草津線に沿って栗東に出ることができます(一部の区間はかつての国道 1 号を引き継いだみたいですね)。国道 25 号の通行量がそれほど多くないこともあってか、見事に赤信号に引っかかってしまいました。「国道の威厳」というものはまるで存在しないかのようです。
ただ、面白いことに県道 4 号は新名神とは接続しておらず、単なる立体交叉になっています。
そんなこともあってか、「名神名阪連絡道路の早期実現を!」という看板が立っていました。この写真、不思議なことに「阪」と「早」だけボケているんですが、ガラスが汚れていたのかな……?
「名阪国道」と「非名阪」
そのまま直進して国道 25 号で亀山方面に向かいます。すっかり田舎の山道になりましたね。右に激細カルバートが見えてきました(ちょうど対向車が来たところですね)。右側の築堤は草が生い茂っていますが、これは名阪国道の築堤です。
名阪国道・伊賀 IC の近くにやってきました。今更ながらのおさらいですが、「名阪国道」は国道 25 号の自動車専用道路で、高速自動車国道ではないので無料で走行できます(制限速度は 60~70 km/h ほど)。
「名阪国道」は、1970(昭和 45)年の大阪万博に向けて道路網の整備が必要になったため、国道 25 号の現道を中途半端に改良する代わりに無料の自動車専用道路をイチから建設することにした……という話だったと記憶しているのですが、結果として(想定通りですが)現道の整備が完全に後回しになりました。
ただし現道(俗に「非名阪」とも呼ばれる)も自動車以外の交通を考慮したのか、現在も「国道」として認定されたままです。この交叉点も、二桁国道であるにもかかわらず、クランク状の構造がそのままになっています。市街地ならばともかく、場所があるにもかかわらずこの扱いというのは、二桁国道としては珍しいのではないかと……。
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