2025年6月6日金曜日

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太平洋フェリー「いしかり」特等室 乗船記(謎のトナカイ編)

 

「いしかり」は仙台港フェリー埠頭に到着しました。最後に微速で岸壁にピッタリつけるという「大仕事」が残されていますが……
【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 8 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

ボーディングブリッジが見えてきました。右舷接岸ということは名古屋港とは逆向きですね。

謎のトナカイ

客室からボーディングブリッジを眺めます。ボーディングブリッジは 5 デッキに繋がるので、6 デッキの客室からは眼下に見下ろすことになります。
「いしかり」は微速で前進中なので、ボーディングブリッジは目の前を通過してしまいました。
いつも思うのですが、このボーディングブリッジのカラーリング、どこからどう見ても「東海道新幹線」ですよね……。
そして地味に謎なのがこのトナカイっぽいイラストです。よく見ると「アイヌ文様」っぽいバンダナ?をつけているようにも見えます。となるとこれは「仙台」のイラストではなく「太平洋フェリー」のイラストのように思えるのですが……。

プロの「仕事人」の皆さん

ボーディングブリッジの先に仙台港フェリーターミナルの建物が見えてきたのですが、それより謎なのが……
ボーディングブリッジの下で仕事をサボっているように見える人たちの姿が。
ん……? 手前に見えるマイクロバスには「太平洋フェリーサービス(株)」と書いてあり、トレーラーの車体を流用したと思しき待機所のような場所があります。ということは……そうか! これはもちろん仕事をサボっていたのではなく、「いしかり」の到着を待っていたのですね。
名古屋発の「いしかり」は仙台港を経由して苫小牧に向かうのですが、区間利用の船客も少なからず存在します。どうやら仙台で下船した船客が使用していた部屋を、1 時間と少しで片付けるというプロの「仕事人」の皆さんがスタンバイしていた……ということのようです。

この手の「仕事」は新幹線の折り返し列車での車内清掃が有名ですが、僅か 1 時間ちょいで仙台で下船した客の部屋の清掃と寝具類のセットアップを行うというのも、かなり称賛に値するのでは……!

イオン多賀城店

ボーディングブリッジの遥か向こうには、一時下船の際の「おすすめスポット」とされる「イオン多賀城店」も見えます。
ちなみに「仙台港フェリー埠頭」から「イオン多賀城店」までは約 1.6 km ほど、徒歩だと 20 分ほどかかるとのこと。一時下船での「自由時間」は 1 時間 50 分ほど(日によって変化するかも)なので、店内には 1 時間ほど滞在できることになりますね。


この距離を歩いて往復するのはどうなんだろう……と思ったりもしたのですが、ちょっとしたウォーキングエクササイズだと考えれば悪くないのかもしれません。まぁそれでもちょいと遠いとは思いますが……(汗)。
仙台港フェリーターミナルの建物には「フェリー」の文字が。「波」と「速さ」をモチーフにしたロゴなんだと思いますが、なかなか良さがありますね。隣の「仙台港」のマークも「S」の字を「日の出」に見立てたものでしょうか……?

同乗下船 NG

「いしかり」の仙台入港は 16:40 予定ですが、16:28 に「車輌甲板が開放された」との報を受けました。22 時間と少しを過ごしたこの部屋ともお別れです。
乗船時に使用した「2 号エレベーター」(マッサージ機コーナーの先)に向かいます。車輌甲板に立ち入ることができるのはドライバーのみで、同乗下船は NG とのこと。車輌甲板に多くの船客が押し寄せるとエレベーターが混雑して下船に時間がかかる……という判断なのかもしれません。

車輌甲板へ!

5 デッキ・4 デッキ・3 デッキのみを結ぶ「2 号エレベーター」で 4 デッキに向かいます。階段という手もあるのでしょうけど、キャリーバッグを引いているのでエレベーターのほうが楽なんですよね……(汗)。
2 号エレベーターの内部には 5 デッキの各種設備の案内もありました。もちろんトップは「インフォメーション」です。
4 デッキ(車輌甲板)に戻ってきました。エレベーターの横にはショッピングモールなどでおなじみの「駐車位置カード」が配布されていました。

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